●11月は「子ども・若者育成支援強調月間」 平成25年度の実施要綱を公開 (2013年10月10日)
内閣府では、子ども・若者育成支援に関する国民運動の一層の充実や定着を図ることを目的として、毎年11月を「子ども・若者育成支援強調月間」と定め、関係省庁、地方公共団体および関係団体とともに、集中的に事業や活動を実施しています。
これについて、「子ども・若者育成支援強調月間」の実施要綱が公開されています。強調月間のために内閣府では、月間中に子ども・若者育成支援に対する意識が広く国民の間で醸成されるよう、関係機関に対し、ポスターや広報紙、ネットでの啓発といった広報啓発活動、シンポジウム、講習会、ボランティア活動など、各種行事等の開催、社会貢献や育成支援の功労者、各種コンクール入賞者への表彰といったことの積極的な展開を要請します。
子ども・若者の社会的自立支援のために、さまざまな相談に応じられる体制の整備や、キャリア教育・職業教育の推進、地域での活動の機会・情報提供の充実などが挙げられています。同世代・異世代との交流はもちろん、国際的な異文化交流の機会や活動を推進するとあります。
生活習慣については、食育やマナーの推進、テレビ、ゲームなどのメディアとの接触時間や運動習慣の見直しについて述べています。そこに大きくかかわる保護者に対し、情報の提供、広報啓発活動の充実に努めると共に、相談指導を行う地域活動、子育てのネットワークを作る活動を進めるということです。
虐待の予防と対応については、乳児のいる家庭への訪問や、被害児童へのダメージ軽減、早期回復のために専門家や医療施設等の周知に努めるとあります。犯罪や有害環境から守るための取組については、児童ポルノ排除対策、子どもの安全確保の取組、有害環境への適切な対応などが挙げられています。さらに子どもの貧困対策について、教育・生活・就労・経済的支援といった施策を、国及び地方公共団体の関係機関相互の密接な連携の下に推進するとしています。
全ての子どもが平等であることは難しいことですが、そんな理想の社会に近づくために、国や関係機関、団体などだけでなく、社会の一人一人が考えていく問題です。時には手を引き、時には見守り、そんな意識を常にもって、子ども達の健やかな成長を助けていきたいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年10月10日 09:17