●学生の就職支援の重要性が高まる実態を調査~ディスコ (2013年09月27日)
(株)ディスコが、『大学の就職・キャリア支援活動に関する調査』を実施しました。
2016年度から採用活動のスケジュールが大幅に繰り下げられることが決まっていて、大学の就職・キャリア支援の重要性はますます高まっています。そこで、全国の大学の就職課・キャリアセンターを対象に、2014年卒者の就職活動状況から、2016年卒者への対応まで、多岐にわたる項目を調査し、分析しました。
2014年卒者(現大学4年生)の内定状況は、前年と比較して「高まっている」という大学が全体の46.8%と半数近くに及ぶのに対し、「低下している」は2.9%とかなり少数。企業の採用意欲が高まっていることで、内定状況の改善を実感している大学が多いようです。
企業からの求人が「増えている」という大学が全体の60.1%で、とりわけ私立大学の増加が目立ちます。企業からの来訪も「増えている」という大学が多く、49.1%と半数に及んでいます。また、学内企業説明会への参加意向についても同様に「増えている」との回答が多く、56.1%と過半数に達しています。
2016年卒者の採用から、解禁時期が現行の「3年生の12月」から「3年生の3月」へ、選考活動の開始時期が「4年生の4月」から「4年生の8月」へと繰り下げされます。この新スケジュールに向けた学生支援の大筋の方針をすでに決めているという大学は全体の4.6%にとどまっています。スケジュール繰り下げによる学生への影響は、有利と見る大学はかなり少数で、不利との見方のほうが圧倒的に多いようです。なお、企業側も大学と同様に4割強が「不利になる」との見解を示し、危機感を募らせています。
スケジュールが繰り下げられることに際し、力を入れて取り組むこととして最も多いのは「学内合同企業説明会の実施時期・内容の見直し」。キャリア・就職支援における課題は、「低学年向けキャリア教育」「保護者対応」などで私立大学のポイントが高く、「学生の状況把握」において国公立大学のポイントが高い結果でした。万全の支援で、学生たちの進路がしっかり決まるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年09月27日 18:50