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高校中退の理由、「学校の先生」と「家族」がトップ? (2013年09月13日)

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国立教育政策研究所は、公立高等学校の中途退学発生プロセスについての調査研究(中間報告)を報告。この調査は、高校入学後から年4回ずつ3年間調査を継続することで、高等学校の中途退学の発生に関するプロセスを明確にすることを目的としています。

同調査では、中学3年時に年間30日以上の欠席者を「不登校群」、15日~29日を「準不登校群」、5日~14日を「中間群」、0日~4日を「精勤群」としました。

中学3年時の登校状況別に月別中退率を見ると、「準不登校群」は6月~7月と9月~10月の中退率が他群に比べて高く、累積中退率が最も早く50%を越えています。この結果から、高等学校では中学3年時の準不登校群についても注意すること、そして中学校はできる限り、準不登校群の情報を高等学校へ伝えることが大切と指摘。

中学3年時に不登校群、準不登校群、中間群だった生徒の中で、意識調査において、中退者と非中退者との差が大きい項目を見てみると、高等学校に入学した時点から、授業への興味・関心や理解度、自尊感情、学校行事の参加意欲などで差が見られることがわかりました。

高等学校入学後に学校へ通うのがイヤになったことがあると回答した生徒の理由について、中退・非中退の差を比較してみると、顕著な差が見られた理由は、「学校の先生」と「家族」に関することでした。

続いて上記のように「学校の先生」や「家族」が理由で高校に通いたくないと回答した生徒の中で、生徒の学校適応感について、中退・非中退を比べてみると、顕著な差が見られた項目は、「学校」に対する満足感や期待感、「授業」の理解度や意欲、「学校行事」と「部活動」への参加意欲を表す項目となりました。

生徒の高校中退を防ぐには、先生、そして家庭で注意深く子供を見守る姿勢が不可欠と言えそうです。

公立高等学校の中途退学発生プロセスについての調査研究(中間報告) | 国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2013年09月13日 12:18


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