●青少年のスマートフォン安心安全利用、リテラシー向上をめざす (2013年09月12日)
総務省が、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査を実施し、結果概要を『平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等』として公表しました。
青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテスト等を開発し、結果を集計・分析してインターネット・リテラシーの実態を明らかに。青少年全体の正答率は69%で、昨年度より2ポイント上昇しました。
スマートフォン保有者は全体の84%と昨年度(59%)より大幅に上昇。また、インターネットに接続する際、最もよく利用する機器についても、スマートフォンが全体の75%と昨年度(48%)より大幅に上昇しています。
最もよく利用するインターネット接続機器別に整理すると、PCをよく利用する青少年の正答率が最も高く、スマートフォンをよく利用する青少年の正答率は相対的に低く、そのうちスマートフォンのみを保有している青少年の正答率はさらに低い結果に。しかし、1日あたりの平均使用時間はスマートフォン以外は30分未満の使用時間が最も多く、スマートフォンについては「2時間以上」が最も多く、半数を超えています。
スマートフォンは手軽にインターネット接続できる一方で、特に高いリスク認識、対応能力のないまま利用しているとみられ、スマートフォンに関するリテラシーの向上が急務であることがわかりました。
総務省では、「スマートフォン安心安全強化戦略」が取りまとめられました。その中で、スマートフォンにおける利用者情報に関する課題への対応、スマートフォンサービス等の適正な提供の在り方、スマートフォンのアプリ利用における新たな課題への対応が掲げられています。
スマートフォンの高機能性に由来する多様な課題が存在していますが、これらに関して関係事業者等が利用者に対して十分な情報を提供して利用者リテラシーの向上を図ると同時に、利用者自身も受け身でなく、積極的に正しい情報を収集し、自らリテラシーを高めて利用することが必要です。青少年のインターネット・リテラシー指標等を活用し、リテラシー向上につなげていきたいですね。
「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表 | 総務省
「スマートフォン安心安全強化戦略」の公表 | 総務省
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投稿者 kksblog : 2013年09月12日 17:21