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小学校教師は教育現場の多忙化が悩み~日本標準教育研究所 (2013年09月11日)

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NPO法人の日本標準教育研究所が、『小学校教師の意識についてのアンケート』を実施しました。

小学校教師についての意識調査を通して、仕事・勤務状況・子どもの変遷・授業と教材などについての問題と課題を明確にすることを目的としています。アンケートは、「教師の仕事」、「勤務状況と子どもの現状」、「授業と教材」のカテゴリーで3回に分けて行われました。

「教師の仕事」では、教師になったきっかけとして「子どもと触れ合いたい」「中学・高校の教師の影響」等が多く挙げられています。しかし現実としては、「忙しさ」「ゆとり」のなさの中、「自分の時間が持てない」「保護者との関係」「問題行動への対応」などの悩みから、子どもたちとの触れ合いにほど遠い状況にあるようです。それでも教師として何をめざすかとの問いでは、「担任教師としての全体的力量アップ」「教科での指導力量アップ」が6割を超え、目の前の子どもたちを正面に見据え、真剣に立ち向かおうとする姿が見えてきます。

「勤務状況と子どもの現状」では、教師の勤務時間の平均は7時27分から18時57分の11時間30分であることが判明。さらに9割以上の教師が自宅へ仕事を持ち帰り、7割近くが月平均2.2回休日出勤しています。そのような環境の中、よりよい教育活動を保障するための要望として、「時間的な余裕の確保」「学級定員を減らす」「教師同士の橋梁関係」が上位3項目として挙げられています。それでも「子どもたちの信頼されている」という自己評価は6割以上で、子どもとの関係を満足している回答は8割を超えています。

「授業と教材」では、多くの教師たちの願いは、子どもたちのために少しでもしっかり準備し、工夫を凝らした授業としたいという意識があることが明らかに。しかし、こうした願いの前に現実の教育現場の多忙化が立ちはだかっています。

教育施策には何より現場の声を取り入れ、教育現場の多忙化の解消を早急に行う必要がありそうですね。


小学校教師の意識についてのアンケート | 日本標準教育研究所



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投稿者 kksblog : 2013年09月11日 13:43


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