●昔も今も、子どもの好き嫌いには悪戦苦闘?「子どもの職と未来を考える調査」 (2013年09月07日)
「こんせんくん」のCMでおなじみのパルシステム生活協同組合は、「子どもの食と未来を考える調査」をモバイルリサーチで実施しました。対象は幼児から高校生までの子どもの母親で、日々の食事に関する悩みや気をつけていること、子どもの未来について考えていることなどをリサーチしています。
これによると、子どもの食事で気になることの1位は「好き嫌い」で、昔も今も変わらないですね。子どもが嫌いなもの、というとやはり野菜の名前が多く挙がってくるようですが、「成長のために」いろいろと食べてもらいたいと思い、「子どもの好きな味」にするなど工夫をしているお母さんが多いようです。
食事で気になることは、年代ごとに違いもあるようです。幼児では「遊び食べ」、小学生は「箸の持ち方」、そして中高生になると「ケータイ、スマホを触りながら」という回答が目立ちました。気をつけていることは「三食きちんと」「好き嫌いなく」が上位で、「家族そろって」は4割程度でした。お父さんが仕事でなかなか早く帰ってこられない家もありますし、高校生になると子どもの方が遅くなることもあるでしょうね。
好き嫌いについては、なるべくなくそう、いろんな食材を食べてもらおう、と工夫しているお母さんが多いようです。「好きな味付けにする」の他には「細かく刻む」「好きなものと一緒に出す」といった調理・献立での工夫、そして「料理を手伝ってもらう」「一緒に野菜を育てる」などの、子どもに体験させることで苦手意識をなくそう、という工夫もありました。
食事以外で、子どもに対する心配ごとについて聞いたところ、「事故や犯罪に巻き込まれること」「健康でいられるか」といった答えが多くありました。また小学生では「勉強で落ちこぼれないか」、中高生では「将来就職できるか」といった心配事が多く聞かれました。
子どもを心配する母親が、子どもにどんなことをしているかというと、「きちんと叱る」「きちんとほめる」という答えが多く挙がりました。また「栄養バランスのとれた食事を用意」するという答えが子どもの年代に関係なく見られました。これらはまさに、子どもの心、身体の両方の基礎部分を整えている、ということですね。育児は正解のない仕事、迷うことも多いでしょうが、誇りをもってこれからも頑張ってもらいたいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年09月07日 10:29