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フリーターの若者は悩みが多い?「an」による若年層のライフスタイル調査 (2013年09月13日)

step_130911.jpg厚生労働省のデータによると、平成23年度における35歳までのフリーター数は約176万人、ピークだった平成15年からは減少傾向にありましたが、ここ数年は停滞しているようです。社会保障や生涯賃金格差など、フリーターを続けることは何かと不安材料が多くなりますが、若年層のフリーターはどのように感じているのでしょうか。

求人情報サービス「an」で知られる、株式会社インテリジェンスは、全国の15〜25歳の男女を対象に、現在抱える悩みや、月収に関するアンケートを行いました。これによると、若年層が悩んでいることのトップは「お金のこと」、そしてフリーターに限ると、実に7割が「お金のこと」をトップに挙げており、また他の悩みについても若年層全体よりも回答率が高い、すなわち悩みが多いようです。

若年層全体では「人生のこと」「仕事やアルバイトのこと」と続くのですが、フリーターに絞ると「仕事やアルバイトのこと」が2位に上がってきます。また「人生のこと」「老後のこと」などについて、フリーターの方が若年層全体よりも回答率が高く、自分の生活、将来について不安を抱えていることがうかがえます。

現在の月収を聞いたところ、若年層の社会人全体は約13万5千円に対し、若年層フリーターでは約8万5千円でした。これを時給850円として計算すると、労働時間が多い訳ではありませんでした。またフリーターの86%は家族と同居しており、生活に窮しているわけではなく、将来の金銭面を不安に感じていると考えられます。

それでは一念発起して就職活動を、と考えられますが、別の調査で「仕事探しで重視すること」について聞いた結果があります。これによると若年層フリーターから最も多く挙げられたのは「自分にもできそうな仕事であること」でした。自信のなさの現れ、ともとれる一方、自分に適した仕事につきたい、という妥協しない気持ちもうかがえます。

自分のライフスタイルや夢のためにフリーターを選択している人もいるでしょうが、離職や未就職のために「仕方なく」という人も多いでしょう。そうしたフリーター層を「やりたいこと」「できること」のある場所へ連れて行くことができれば、現在なんとなく漂っている社会への不安感、焦燥感といった雰囲気が少しクリアになるのではないでしょうか。

若年層のライフスタイル調査|インテリジェンス



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投稿者 kksblog : 2013年09月13日 12:15


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