●「大人になってもたばこを吸わない」と考える子どもが増加中 文部科学省 (2013年08月22日)
文部科学省では、児童生徒における「薬物等に対する意識等」を調査しています。このたび、平成24年12月に行われた調査結果がとりまとめられ、ホームページで公表されています。調査の対象となるのは、小学校5、6年生と中学生、高校生の全学年で、児童生徒の酒、たばこ、薬物に対する意識および、学校の薬物乱用防止に関する指導実施状況を調査するものです。
この調査によると、20歳以上になった後、喫煙の可能性があるかを聞いたところ、「吸わないと思う」という回答が全ての学校種・学年で最も高く、また女子の方が男子よりも「吸わない」が10ポイント程度高くなっています。「吸うと思う」と答えた子どもの割合は、学校種・学年が上がるごとに増える傾向がありますが、最も多い高校3年生でも10%に満たず、平成12年度に行われた調査と比較するとかなり減っています。
「吸いたいと思ったことがある」か、すなわち喫煙への関心を聞いた質問でも、将来の喫煙の可能制動用、女子より男子の方が、また学年が上がった方が喫煙への関心が高いという結果が出ています。しかし「喫煙が健康に及ぼす影響」については学校種・学年に依らず「大いに害がある」と回答した児童生徒の割合が小5男子を覗いて9割以上、特に中学一年生では男子も94%、女子では95%とかなり高くなっています。
かつては「たばこを吸うこと」は大人のステイタスのようなイメージがありましたが、今ではたばこを吸うことが「かっこいいと思う」子どもはおおよそ5%未満に過ぎないようです。また過去の調査結果と比較すると、男女ともにいずれの学校種・学年においても平成12年、18年、今回の24年と段階的に低下しています。
学校や公共の場所において、喫煙が禁止される場所が多く、家族でタバコを吸う人がいる子どもは減っているそうです。今の子ども達が大人になる頃には、喫煙者の人口はずいぶん少なくなっているかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年08月22日 16:12