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近年の地球温暖化の停滞は、海洋熱吸収の増大によるものか?~東京大学 (2013年08月06日)

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20世紀後半以降、地球全体、平均の地表気温は上昇の傾向を示しています。

2001年以降の10年間の平均気温は、1961~1990年の平均に比べ約0.5℃高くなっています。しかし、21世紀に入ってからの気温上昇率は10年あたり0.03℃とほぼ横ばいの状態を示しており、こうした停滞状態は気候のhiatus(ハイエイタス)と呼ばれています。

Hiatusとは、地球全体の、平均地表気温の上昇率が横ばい、あるいは負になるような状態をいいます。この用語は、アメリカのG. Meehl博士のグループが最初に用いたもので、現在では地球温暖化の停滞状態を指すものとして、広く使われています。

Hiatusの要因には諸説ありますが、その原因は解明されていません。

東京大学大気海洋研究所の渡部雅浩准教授らのグループは、観測データを簡単な理論モデルにあてはめることで、2000年以降のhiatus現象にともない海洋の約700mを超える深い層で熱の取り込み、つまり、熱吸収が強まっていることを明らかにしました。

さらに、最新の全球気候モデル群による気候変化シミュレーションを解析し、hiatusが少なくとも部分的には気候の自然変動である可能性を示しました。

地球も生きているわけで、そこに人間が共存していることを、頭においておかなくてはいけませんね。

近年の地球温暖化の停滞は海洋熱吸収の増大によるものか | 東京大学



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投稿者 kksblog : 2013年08月06日 23:32


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