●平成25年度全国学力・学習状況調査の結果を公表~文部科学省 (2013年08月29日)
今年の4月に実施された平成25年度全国学力・ 学習状況調査の結果が公表されました。
この調査は、国語、算数・数学の2教科で、小学校6年および中学校3年の全児童生徒を対象として実施されました。国立教育政策研究所のホームページに報告書、調査結果資料等が掲載されています。
http://www.nier.go.jp/13chousakekkahoukoku/
都道府県の状況については、平均正答率を見ると、最低平均正答率と全国平均との差が縮小傾向にあることがわかりました。また、平均正答率が全国平均の-5%に達しない都道府県が、小学校では調査開始以来初めて全教科でなくなり、中学校では調査開始以来初めて国語Bでなくなっているなど、過去の調査で平均正答率が低かった都道府県について改善傾向が見られました。
教科に関しては、これまでの調査で見られた課題について、依然として課題が見られるものがありました。小学校では、国語は「調べて分かった事実に対する自分の考えを、理由や根拠を明確にして書くこと」、算数は「乗法や除法の意味を理解すること」などが課題です。中学校では、「説明的な文章について、表現の仕方や文章の特徴に注意して読むこと」、「一定の事柄が成り立つ理由や予想した事柄を数学的な表現を用いて説明すること」などが課題です。
全国学力・ 学習状況調査は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るため、そして学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てるために実施されています。調査結果をふまえ、今後の指導改善のポイントもまとめられているので、結果だけで終わらずにさらなる教育の充実につながるようにしていきたいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年08月29日 13:46