●2009年に科学体験活動で女子中学生が発見した小惑星が番号登録 (2013年08月11日)
NPO法人日本スペースガード協会が2009年に開催した「スペースガード探偵団」に参加した女子中高生3名が発見した小惑星が、“小惑星367643番”として正式に番号登録されたことがわかりました。
女子中学生が発見した小惑星が番号登録されたのは、日本で初めてのことで、世界でも例がないそうです。3名には、発見した小惑星の名付け親になることができる命名提案権が与えられます。
「スペースガード探偵団」は、日本スペースガード協会が観測と研究を行っている岡山県の美星スペースガードセンターに小中学生を招待し、スタッフと一緒に観測を行い、新天体発見の感動を味わうことができる科学体験活動。2009年11月に開催されたスペースガード探偵団には、小学生、中学生、高校生の14名が参加し地球近傍小惑星の観測・小惑星の検出に挑戦しました。口径1m望遠鏡を使用して小惑星の撮影を行い、撮影した画像から移動天体の検出を行った結果、3名は2個の新天体を発見。この内の一つの軌道が確定し、番号登録されました。
なお、同日に参加した生徒が発見した小惑星は、全部で9個でした。この内、男子チームが発見した小惑星1個には、2012年4月に325749番の確定番号が付けられていまが、女子中学生が発見した小惑星に確定番号がつけられたのは今回初の快挙となったのです。
確定番号が付けられた小惑星367643番は、今の時期は宵の東の空、こうま座にあり、21.0等で輝いているそうです。地球から約4億2千万km、太陽から5億7千万km離れたところにあり、太陽の周り(火星と木星軌道の間)を約5年8ヶ月で公転しています。小惑星の直径は、約2.9km。この小惑星367643番が地球に衝突することはありませんが、今年ロシアに落下した隕石のように小惑星367643番が地球と衝突すると地球環境が大きく変わり、人類絶滅の危機に墜ちることになるそうです。
新天体を子どもたちが発見できるなんてすばらしいですね。このようなニュースから、理科離れ解消につながり、理系女子が増えるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年08月11日 10:55