●教室学習で人気なのは小学生「英会話・英語教室」、中学生・高校生「進学塾」 (2013年07月04日)
ベネッセ教育総合研究所は、3歳~18歳(高校3年生)の第1子を持つ母親を対象に、保護者(母親)の教育観と子どもの学校外教育活動の実態についての調査をおこないました。
スポーツ、芸術、家庭学習、教室学習にかける費用の合計は、月平均15,000円。2009年調査と比べると、合計金額が1,700円減少しました。男子よりも女子、幼児や小学生よりも中学生や高校生の減少幅が大きくなっています。世帯年収による教育費の差は依然として大きく、小学生は中学受験するかどうかでも異なっています。
スポーツ、芸術、学習活動の活動率は大きく変わってはいませんが、わずかに減少する項目が多くなりました。スポーツ活動は、幼児と高校生は横ばいですが、小学生と中学生で約4ポイント減少。芸術活動は、小学生と中学生は横ばいで、幼児と高校生で4~5ポイント減少。そして、教室学習活動は変化がない一方で、家庭学習活動は幼児、中学生、高校生で減少しています。
スポーツ活動の人気ナンバー1は「スイミング」。幼児、小学生で実施率が高くなっています。中学生と高校生のナンバー1は「テニス」ですが、人気は分散傾向にあります。芸術活動の人気ナンバー1は「楽器の練習・レッスン」。小学生以上は2割が活動しています。美術にかかわる活動は全体に実施率が低く、もっとも多い「絵画/造形」でも3.5%にとどまりました。
教室学習活動では、小学生は「英会話・英語教室」「習字/硬筆」「そろばん」などが上位。中学生・高校生になると、「進学塾」「補習塾」などの比率が高まります。家庭学習活動では、全体に「通信教育」の比率が高くなっています。
学校外での活動は、子どもの負担にならないように気をつけながら選んであげることが大切ではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2013年07月04日 09:25