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SNSの利用について尋ねたところ、「毎日利用している」が昨年度より7.6ポイント高く66.4%となりました。3人に２人はSNSを毎日利用しているということで、非常に身近な存在であるようです。オフラインの知り合い同士からSNSの友達申請が来ることはよくありますが、それが上司だったら？という質問をしてみました。すると男性は41.2%が「なんとも思わない」だったのに対し、女性は約6割が「嫌だ」という回答でした。女性の方がプライベートと仕事をはっきり分けたい、と思っているのでしょうか。

コミュニケーションツールだけでなく、コマーシャルツールとしても定着しているSNSですが、特に閲覧が容易にできてしまうTwitterやFacebookでは、個人利用における不用意なつぶやきが、ビジネス上のトラブルを引き起こす可能性もあります。アンケートではSNSの個人利用は「会社にリスクはない」という回答が52.6%で、ややビジネスに関するリスク意識は低いかも、といった印象です。

会社員となった新入社員が目指すものとは何でしょうか。最終的に目標とする役職・地位について尋ねたところ、「社長」が11.9%で過去最低、「部長」が23.2%で過去最高でした。これまで「社長」を目標にする方が多いか、「部長」が多くてもその差は小さかったのが、企業不祥事が目立った2007年以降は連続して社長の人気は低く、また昨年度からはその差が開いてくる傾向にあります。

就職活動に苦労してきたからか、将来に不安を感じる現代に生きているからか、冒険や野心よりも、安定と日常を大切にしたいのでしょうか。でもまだ、これから会社や仕事を知ることによって意識の変化があるかもしれませんね。今年からは長い夏休みもありません。体に気をつけて頑張ってもらいたいですね。

2013年度新入社員の会社生活｜産業能率大学