●文部科学省のお仕事がわかる 平成24年度文部科学白書7月下旬発行 (2013年07月18日)
文部科学省は、7月下旬に文部科学白書を刊行する予定です。この白書は毎年刊行されているもので、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化芸術にわたる文部科学省全体の施策を広く国民に紹介することを目的としています。現在、文部科学省のホームページで文部科学白書の骨子が公開されています。
平成24年度文部科学白書は、第1部特集1:教育再生の実行に向けて、特集2:安全・安心な教育環境の構築、特集3:世界にはばたくチームジャパン!、第2部:文教・科学技術施策全般の年次報告、の2部構成となっています。
第1部の特集1では、これまでの教育改革の主な動きや、第2期教育振興基本計画の策定、さらには教育再生実行会議の提言など、教育再生の実行に向けた取組について書かれています。最重要課題として、いじめの問題等への対応について、教育委員会制度等の在り方について、これからの大学教育等の在り方について、といった事柄が挙げられています。
特集2は、安全・安心な教育環境の構築についての内容です。子ども達が安全・安心な環境で教育を受けられるよう、いじめ・体罰等の課題への対応を徹底するとともに、東日本大震災を踏まえて学校施設の耐震化や防災教育などを推進すること、さらに学校・家庭・地域の連携による社会総がかりで子どもを育てていく体制づくりにより、それらの取り組みをより一層推進すること、これらについて今後の対策・対応、展望が書かれています。
特集3は、2020年オリンピック・パラリンピックの東京招致を見据え、世界にはばたくチームジャパン!というテーマです。これまで世界を舞台に活躍した日本人選手とその支援について、また2020年の招致にむけた取り組みを紹介しています。さらに、スポーツ指導における暴力行為の根絶についても取り上げられています。
第2部の文教・科学技術の施策の動向と展開では、施策の年次報告として、主な内容を分野ごとに記述しています。東日本大震災からの復旧・復興の進展や、生涯学習、私立学校の振興、科学技術・学術制作の総合的推進など、文部科学省の多岐にわたる施策について知ることができます。
白書というと硬く、難しそうな内容だと敬遠しがちですが、興味のある分野であれば読み進めることができるのではないでしょうか。教育・文化芸術・スポーツ…まずは自分の興味があるところを拾い読みしてみると面白いかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年07月18日 10:48