●「中学校・高等学校における理系進路選択に関する調査研究」最終報告書 (2013年06月20日)
国立教育政策研究所が、「中学校・高等学校における理系進路選択に関する調査研究」最終報告書を公開しています。
調査は、学校及び生徒を対象とした全国規模の意識調査と学校訪問調査で、行われました。
この調査は、中学校と高等学校の段階の生徒が、各教科の学習にどの程度の意義や有用性を感じて進路を選択しているのか?また、理系・文系を選択しているのか?等の実態を把握し、理系・文系進路選択に関わる課題を明らかにすることを目的に、行われました。
実施時期は、全国規模の意識調査が平成23年9月、学校訪問調査が平成24年11月~平成25年1月でした。
全国規模の意識調査でわかったことは、以下のことです。
まず、高校で理系・文系のコースを選択させる時期は、第1学年の10月~12月が最も多いということでした。また、コースに分かれる時期は、大半が第2学年の4月からですが、第3学年の4月からという学校も少数見られました。
そして、普通科高校について、コースの選択の有無により、また、理系・文系の選択の時期や分割時期の違いにより、生徒の意識に違いがあるのか追加的に分析したところ、次のような傾向が見られました。
教科(科目)に対する好感度、重視度は、コース選択のある学校の生徒の方が、ない学校に比べて高い傾向が見られました。また、進学面の意識については、コース選択のある学校の方が、ない学校よりも、高い学校段階への進学を希望するようになる傾向も見られました。
選択肢があることと、それについて知っていることは大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2013年06月20日 00:18