●食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進『平成25年版食育白書』 (2013年06月05日)
内閣府が、『平成25年版食育白書』を公表しました。
食育白書とは、食育基本法第15条に規定する「食育の推進に関して講じた施策に関する報告書」で、政府が毎年国会に提出しなければならないとされているものです。
第1部では、国民の食に関する意識や第2次食育推進基本計画の目標と現状に関する評価を紹介。また、特集として、地域での様々な関係者がつながり、取組が広がってきている状況を取りあげ、多様な関係者によるネットワークの構築、住民参加による取組、食育に関する人材育成の取組などの視点により、継続的な取組を行っている事例を紹介しています。
第2部では、平成24年度に講じた、家庭、学校、保育所、地域における食育推進施策の状況について解説するとともに、重要なテーマや新たな取組をコラム等で紹介しています。
民の食育に関する意識としては、まず、食生活への関心について尋ねたところ、「食品の安全性に関すること」に「関心がある」と答えた人の割合が最も高く94.5%で、続いて「生活習慣病の予防や健康づくりのための食生活」(91.8%)、「食べ残しや食品の廃棄に関すること」(86.1%)の順となっています。次に、ふだんの自分の食生活での心がけについて尋ねたところ、「野菜を食べること」を「心がけている」と答えた人の割合が最も高く92.4%で、続いて「食事の前に手を洗うこと」(91.0%)、「朝食を摂るなど規則正しい食生活」(88.4%)の順となっています。
食育推進施策の目標として、「朝食又は夕食を家族と一緒に食べる「共食」の回数」、「栄養バランス等に配慮した食生活を送っている国民の割合」、「よく噛んで味わって食べるなどの食べ方に関心のある国民の割合」等の数値を上げることが掲げられていましたが、策定時に比べると、改善がみられるようです。
食育に関心がある人は74.2%。まずは関心を持ち、家族と一緒に食事をする、よく噛んで味わって食べる、栄養バランス等に配慮した食生活をするなど、できることから実践していけるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年06月05日 17:55