●学生のさまざまなデータを蓄積・分析 大学向けビッグデータ分析サービス (2013年05月27日)
京セラ丸善システムインテグレーション株式会社では、大学向けビッグデータ分析サービスの販売を開始しました。少子化による受験者数の影響、大学全入時代、授業や教科書のICT化など、さまざまな変化にさらされている大学を支援するサービスです。
このサービスの大きな特徴は、従来からある学内の各種データだけでなく、電子教科書により得られる学習ログや適応性診断により得られる「心理面」のデータを取得し、リアルタイムな行動分析や、学生個人の表面には出にくい性格や意欲などを分析・可視化するということです。
電子教科書の閲覧ページや閲覧時間、アンケートやつぶやきなど、多岐にわたる膨大なデータを収集・蓄積します。これらの中から、分析ツールを使って必要なデータを入手することや、レポート作成、アラート通知など、情報共有を簡素化する機能が充実しています。
少子化にともない、これから大学への入学者は減少傾向になることが予測されており、実際に定員割れしている大学が増加しています。さらに休学者・中途退学者の問題、学生の卒業後の進路など、深刻な問題を抱えています。今、各大学は自校の魅力のアピール、さらに学生に対して手厚く支援することが重要になっているといえるでしょう。
このビッグデータ分析サービスの活用によって、これまで教育コンテンツは教員が独自で作成してきましたが、これを学生の学習行動の特性などを分析することで、学生のニーズやレベルに合ったものを開発することができます。また学生の心理面をチェックすることで、支援の必要な学生をいち早く見つけ、教職員にアラートを通知、退学を防ぐ対策をとることができます。
さらに有効な広報活動の評価・改善、学生のモチベーションの可視化による、意欲の高い学生の選抜など、さまざまな大学運営の戦略に結びつけることが可能です。大学にとって大変厳しい時代、学生にとってより魅力のある大学となり、生き残っていくために大きな手助けとなりそうですね。
« どんぐりプロジェクト「どんぐり2013 夏のスクール ~探れ!森と水の調査隊~」 | トップページへ 一流の実演家からの指導と舞台発表『キッズ伝統芸能体験』~東京都 »
最新記事一覧
- 「土曜授業推進事業」に関する調査研究の公募~文部科学省(2014年09月01日)
- チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県(2014年08月30日)
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県
- Web会議サービスをはじめ、「V-CUBE」のアップデートを実施(2014年08月29日)
- 1990年からの活動を振り返る「アジアの子どもたちの絵日記展」9月9日より東京・丸の内
- 「EduTown(エデュタウン)」がオープン~東京書籍株式会社
- 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する審議のまとめ(2014年08月28日)
- 自分を見つめなおす「エンディングプラン」-授業での活用も視野に
- 先進的な取組を実施する大学を支援「大学教育再生加速プログラム」(2014年08月27日)
- デジタス仙台、プロ仕様の無線トランシーバーや「即」伝達のIP無線を販売
- ニッケ商事、被災者の声を反映した「災害備蓄マット」を発売
- ライト・サービス、4つ折りコンパクトストレッチャー「LS-1F2」を発売
- 正しいルールで、安全第一「平成26年秋の全国交通安全運動」(2014年08月21日)
- スウェーデンの人気陶芸家が初の大規模展示「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」9月11日より東京で開催
投稿者 kksblog : 2013年05月27日 10:10