●凸版印刷が、佐賀県に提供したICT教育支援システムを全国に向け販売開始 (2013年05月26日)
凸版印刷株式会社は、校務管理・学習者管理・教材管理が一体になったICT教育支援システムを国内で初めて構築し、佐賀県教育情報システム「SEI-Net(セイネット)」に提供していましたが、2013年4月1日より、校務管理システムの一部機能から、運用を開始していました。凸版印刷による、このシステムの他自治体への提供が、2013年6月より本格的に開始します。
システムは、佐賀県の「先進的ICT利活用教育推進事業」の一環として開発されたもので、佐賀県全体における、学力向上のための環境整備の1つです。
具体的には、次のようなこととなります。
まず、小学校や中学校、高等学校に通う児童・生徒について、教職員が出欠管理や成績管理、保健管理などの情報をシステムに入力し、専用のセキュリティサーバに蓄積します。情報の授受は、専用回線を通じて行うことで県教育委員会と市町教育委員会が連携し、児童・生徒一人ひとりの情報を、小学校から高等学校まで、一括して参照できます。そのため、個人の進捗状況に合わせた、より的確な指導が可能となります。
このシステムの開発の背景には、以下のようなことがあります。
現在、国内の超高速ブロードバンドの整備率が95%を超え、また小学生のパソコン利用率は8割を超えています。また、学校教育におけるICT機器の普及状況は、電子黒板やパソコンの導入、ネットワークの敷設、タブレットPCの全生徒への導入が2019年に完了すると予測されるなど、より効果的な学習環境が整いつつあります。
こういったハード面でのインフラが整いつつある中で、多くの教職員から、「使いやすいデジタル教材が欲しい」というソフト面での要望が、増加しています。
教育現場で、パソコンのある風景が、当たり前になっていきつつありますね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月26日 02:13