●子どもの読書活動を推進するための計画が閣議決定~文部科学省 (2013年05月23日)
子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、「第三次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」が閣議決定されました。
子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図り、もって子どもの健やかな成長に資することを目的としています。
国及び地方公共団体は、子どもの読書活動の推進に関する様々な取組を行っているものの、学校段階が進むにつれて子どもの読書離れが顕著になる傾向は改善されていないこと、町村では市町村推進計画の策定率が低く地域によって大きな差が見られること等、課題が見られるのが現状。そこで計画は、今後おおむね5年間にわたる施策の基本的方針と具体的な方策を明らかにするものとなっています。
まず、国及び地方公共団体は、家庭、地域、学校をはじめとして、社会全体で子どもの自主的な読書活動の推進を図るような取組を推進するとともに、必要な体制の整備に努めます。子どもの発達の段階に応じて、子ども自身が読書の楽しさを知るきっかけを作り、読書の幅を広げ、読書体験を深めるような機会を提供します。また、子どもは大人から民話等の話を聞いたり、読書をする大人の姿を見たりすることで読書意欲を高めていくことから、保護者、教員、保育士を中心に社会全体で読書活動を推進する機運を高めます。
子どもの読書活動の状況について、不読率は、平成24年6月現在、小学生は4.5%、中学生16.4%、高校生は53.2%となっていますが、今後10年間で不読率を半減させることを目標に、計画においては、おおむね5年後に、小学生は3%以下、中学生は12%以下、高校生は40%以下とすることを目指しています。あわせて、読書の量を増やすことのみならず、子どもの読書の幅を広げ、読書の質を高めていくことが必要と考えています。
子どもの読書活動は、生きる力を身につけ、たくましく生きていくための活力の源になるもの。まずは読書の楽しさを知ってほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月23日 17:29