●オリジナル指数でみる生活者の意識 生活インデックスレポート・生活価値観編 (2013年05月23日)
博報堂生活総研では、生活者の意識変化を数値で読み解くために、オリジナルの7指数を開発し、2013年4月より調査結果を「生活インデックスレポート」として発表しています。このたび2013年春の「生活インデックスレポート・生活価値観編」が公開されています。
7つのオリジナル指数とは、消費に対する欲求を読み解く「消費意欲指数」
「デフレ生活指数」、感情の変化をみる「ときめき度」「にごり度」、そして価値観の変化をみる「自立意欲」「家族の絆意欲」「世づくり意欲」です。「生活価値観編」では、後の3つの意欲についてみていきます。
今年春の「自立意欲」は63.6点、「家族の絆意欲」が最も高く68.4点、「世づくり意欲」は大きく離れて40.5点でした。これは2012年9月に行われた調査と同様の結果です。前回と比較すると、「自立意欲」指数が上昇しており、「仕事」「就職」など人生の転機に関する声が増えています。特に20代女性の伸びが大きく、新生活が始まる春を感じさせてくれます。
「自立意欲」「世づくり意欲」は30代、40代に底があるV字型の結果になっており、60代が最高値となりました。20代は仕事に就いた、親元を離れた、などから「自立」を感じ、また仕事を通じて「世づくり」に意欲を持っているようです。60代は「常に自分で判断してきた」「家族や知人に依存したくない」という自負があり、また「地域活動」や「ボランティア」での「世づくり」をしたいと考えているようです。
年代よりも性別の差が大きかったのが「家族の絆意欲」です。男性よりも女性の方が高く、最も高くなったのは女性30代の79.9点でした。理由を見ると「子育て」や「結婚」といった声が多数あがっている他、「親兄弟の存在」なども見られました。
働き盛りと言われる30代、40代で「世づくり意欲」が低いのは意外な印象もありますが、世の中を動かすというより、自分や家族のために働いているという意識が強いのかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月23日 16:35