●「お母さんにやさしい国ランキング」が発表されました~セーブ・ザ・チルドレン (2013年05月17日)
セーブ・ザ・チルドレンは、5月7日、「母の日レポート2013 (State of the World’s Mothers 2013)」を発刊その中で、176か国を対象にお母さんにやさしい国をランク付けした「母親指標 (Mother’s Index)」を発表しました。
このランク付けは、①妊産婦死亡の生涯リスク、②5歳未満児の死亡率、③公教育の在籍年数、④国民1人当たりの所得、⑤女性議員の割合を総合的に勘案した上で、行われています。
「母の日レポート」は、今年で14回目となります。
さて、ランキングの結果ですが、1位がフィンランド、最下位はコンゴ民主共和国となりました。その中で、日本は31位でした。
日本は、昨年から順位を1つ下げての31位となりましたが、上記の①から⑤の査定項目のうち、⑤以外ではトップの北欧諸国とは大差がありません。保健・栄養、教育、経済面では、世界の中でもお母さんにやさしい国として上位にランクインしています。
しかし、女性議員の比率が北欧は約4割であるのに対し、日本は約1割となっており、これは母親指標で、下位にランクインしているアフリカ諸国と同様の割合となっています。
一方、最下位のコンゴ民主共和国では、5歳未満の子どものうち、1,000人中167人が5歳の誕生日を迎えることなく亡くなっています。これは、30人に1人の女性が生涯に妊娠または出産で命を落としている状況となり、母子保健システムの整備が課題となっています。
さらに、コンゴ民主共和国では、生涯でわずか8.7年しか教育を受けることができません(フィンランドでは16.9年)。また、国民1人当たりの所得が約190米ドルであるなど、子どもにとっても母親にとっても厳しい環境にあります。
世界各地の状況も知る中で、自分たちはどうしたらよいのか、考えることも大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月17日 02:33