●中央大学がクラウド時代に即したマルチプラットフォーム環境を実現 (2013年05月15日)
中央大学が、理工系の学生や研究者が多く集まる後楽園キャンパスにおいて、クラウド時代に即したマルチプラットホーム環境を構築し、サービスの運用を始めました。
構築した情報環境『中央大学後楽園ITセンター学習システム』は、日本アイ・ビー・エム(株)の協力のもと、4月から稼働しています。
このシステムは、仮想デスクトップ・クラウドと呼ばれる仕組みで、直接、あるいはインターネットを経由して、データの保存・共有のみならず複数の情報環境・ソフトウェアを共有・利用できます。
理工系での教育・研究では、事務処理やMicrosoft Windows環境だけではなく、システム開発や高速計算に適したLinux環境が重要ですが、Linux環境とWindows環境という複数の環境を同時に提供することができる、マルチプラットホームの仮想デスクトップ・クラウド環境の学習システムとなっています。
システムの利用で、学生は、Linux環境を活用した先進テクノロジーの体験学習、最新の教材の活用、教授や学生間での情報共有、出欠管理などを、実習室に設置されたPCやキャンパス内の各学科演習室のPCからだけではなく、自宅の個人端末からでも、学校で自分が作成中のプログラム課題・レポートや、教員が用意した授業資料・教材やソフトウェアにアクセスできるようになります。その結果、時間や場所に拘束されずに、また、高額な専門的なソフトウェアを学生自身が購入・準備しなくても学習できる環境になっています。
最新のアプリケーション追加要望にもシステム管理者がサーバーで対応するだけで柔軟に導入でき、最新のソフトウェアを利用した教育環境の試行・導入も効率的かつ容易に行えるようになりました。学生が平等に最新の情報環境を整えられて、より進んだ学習や研究ができるのはすばらしいことですね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月15日 17:26