●被災地に博物館をお届け!震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム (2013年05月13日)
昨年度、国立科学博物館では「震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム」として、岩手県内の博物館施設等7ヵ所で展覧会を行い、併せて講演会を10回、体験教室を14回実施しました。延べ33,000人を超える来場者があり、大変好評でした。
今年度の「震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム」は福島県7ヵ所、宮城県3ヵ所で開催されます。恐竜アロサウルスの実物全身骨格評保運などの展示会を、現地の博物館施設等と協力して行うとともに、さまざまな講演会や体験教室のイベントを行います。
宮城県では4月から9月にかけて、メイン会場2ヵ所、サブ会場1ヵ所、福島県では5月から平成26年4月にかけてメイン会場5ヵ所、サブ会場2ヵ所で開催されます。メイン会場にはアロサウルスの実物全身骨格が展示され、サブ会場では尾羽竜などの小型恐竜展示やステゴサウルスの実物上腕骨化石に触れるコーナーがあります。
展示は各会場を巡回する形になっています。化石のレプリカ作りや恐竜の講演会などの体験イベントについて、日程などの詳細は各会場から随時広報されます。福島県の7ヵ所の会場ではスタンプラリーも行われる予定で、3会場でスタンプを集めると景品がもらえます。
昨年度の成果としては。県内だけでなく県外との博物館同士の連携が促進され、コラボミュージアムをきっかけとして現地の博物館活動が活発になったこと、被災地以外の博物館関係者にとっても、他館との連携協力の在り方についてひとつのモデルになったこと、そして何より、被災地の博物館関係者にとって、博物館活動再開に向けた希望となったということです。
支援するための企画が、支援する側やそれ以外の人達にも役立っているという、素晴らしい事例です。そして何よりも、まだ復興途中の被災地で暮らす子ども達に、笑顔とワクワクを届けられるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月13日 11:35