●海外留学生は大学での勉強をキャリアにつなげたいと意欲的~ディスコ (2013年05月07日)
人材コンサルティング事業を手掛ける(株)ディスコが、日本国外の大学で学んでいる、または交換・派遣留学等を終えた日英バイリンガルの日本人学生(以下、海外留学生)を対象に、就職活動に関する調査を実施しました。調査結果から、海外留学生は、大学での勉強をキャリアにつなげたいと思っており、意欲的であることがわかりました
海外留学生が就職したい理由は、1位、2位は「経済的に自立したい」、「安定した収入を確保したい」で国内学生と同じ傾向。しかし、「大学での勉強を活かしたい」が国内学生14.0%に対して、海外留学生は42.1%で、海外留学生の方が、大学での学びを将来の仕事に活かしたい意欲がうかがえます。
日本国外での勤務希望についても、「ぜひ働きたい」が71.6%と圧倒的に多く、「どちらかといえば働きたい」とあわせると92.9%に及び、国内学生の49.8%と大きな差が開いています。具体的にどこの国や地域で働いてみたいかを聞いたところ、「北米」が最も多く8割近くで、次いで「西欧」。また、「東南アジア」を選んだ人も38.4%にのぼり、新興国での就職への意欲も決して低くはない結果となっています。
英語力に関しては「ネイティブレベル」と回答した人が16.4%、「ビジネスレベル」が69.0%と、9割近い海外留学生がビジネスで英語を使うことができると回答しています。なお、留学に向け語学の勉強を始めた時期としてはTOEIC、TOEFLとも「高校時代」が最も多い結果となっています。留学の目的、達成目標については、「語学力の向上」が最も多く76.0%、「専門分野の知識・技能の習得」67.8%、『海外生活を経験すること」65.5%と続き、「就職活動のためのネタづくり」は16.1%です。
企業に評価してもらいたい強みについては、1位は「異文化対応力」以下、「語学力」「チームワーク力」と続きます。上位2項目は国内学生と大きな差がついていて、海外の大学で母国語以外の言語を使って勉強に励んだり、異文化の中で苦労を重ねたりしたことが、自分の強みとして大きな自信となっているようです。
海外留学生は海外勤務に対して意識が強く、海外での事業を推進する上で戦力となりそうです。しかし、実際の就職活動については、不安や苦労を感じることもあるようです。これからはグローバルに活躍できる人材がより求められますから、自信をもって就職活動に臨んでもらいたいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年05月07日 14:22