●日常の問題点や課題の解決策を、高校生が「デザイン」する デザセン2013 (2013年05月14日)
高校生の視点で、社会や暮らしの中から問題・課題を見つけ、その解決方法を分かりやすく提案する「デザセン2013」の参加者を募集しています。身近な問題点から、人や社会を幸せにするデザイン(=アイデア)を考え、それをプレゼンテーションするのです。
デザセンは、東北芸術工科大学が1994年から「明日の社会を見つめ、明日の世界を創造する」をテーマに行っているもので、今年で20回目の開催となります。見つけた問題点とその解決策についてプレゼンする「企画書」の募集を7月3日(水)まで募集しています。
参加するには、同じ学校に通う2名か3名のチームを作ります。学年は違っても構いません。予選では、企画書を提出する一次審査と、提案パネルを提出する二次審査があります。ここから入賞として選ばれた12チームが、10月27日(日)に山形市にある東北芸術工科大学で行われる、決勝大会に出場できます。
決勝大会では、各チームが自分たちの企画を7分間でプレゼンテーションします。デザセンの審査では、提案する内容だけでなく、プレゼンテーションも重要な要素となります。自分の考えを相手に伝え、問題や価値を共有することはとても難しいことであり、プレゼンテーションもデザインの大切な一部分だと考えているのです。
デザセンへ参加することは問題を発見する力、解決策を考える力、チームメンバーや他の人の意見を聴く力、そして考えをまとめて、表現する力など、高校生にとって将来役立つ、さまざまな力をつけるチャンスです。そのためデザセンを授業の中での取り組みにしている学校もあります。
これまでのデザセンで入賞したアイデアが、実際に企業や団体で採用されているケースもあるようです。例えば、温泉地として知られる伊東市で、今年2月に「全日本まくら投げ大会」が行われました。これは2010年に準優勝に輝いた「まくら投げのすすめ」が元になっているそうです。こんな風に一見奇抜なアイデアも、「どうしたら良くなるか」「どう伝えるか」を考えることで素晴らしいプランになるのですね。高校生の皆さん、ちょっとした問題点は必ず周りにあるはずです。見つけて考えて、デザインにチャレンジしてみませんか。
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投稿者 kksblog : 2013年05月14日 09:21