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日本の気候変動を観測、将来を予測、その影響は?~文部科学省 (2013年04月22日)

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文部科学省、気象庁、環境省が、日本を対象とした気候変動の観測・予測・影響評価に関する知見を取りまとめたレポート『日本の気候変動とその影響(2012年度版)』を作成しました。レポートの概要をまとめたパンフレットと合わせて公表しています。

レポートは、さまざまな自然システムが気候変動による影響を受けつつある中で、国や地方の行政機関、国民が気候変動への対策を考える際に役立つ最新の科学的知見を提供することを目的として、主に日本を対象とした気候変動の観測・予測及び影響評価分野の最新の知見を統合・要約し、取りまとめています。なお、気候変動の観測結果と将来予測、気候変動による影響、気候変動に対する適応策から構成されています。

観測結果から、日本の平均気温は長期的に上昇しており、猛暑日や熱帯夜の日数も増加してることがわかりました。また、大雨の日数や強い雨の頻度も増加傾向です。

将来予測としては、日本の平均気温はさらに上昇するとともに、その上昇幅は世界平均を上回るようです。また、強い雨の頻度の増加が予測される一方で、無降水日数もほとんどの地域で増加すると予測されています。

前回の統合レポートを公表した後の研究調査の進歩により、気候変動の影響の可能性のある様々な事象が明らかになるとともに、水資源・水災害や自然生態系等において、より具体的な将来の影響評価についてまとめることが可能となっています。具体的には、 水資源・水災害では渇水リスクの増加、河川や湖における水質悪化の可能性等、自然生態系では野生生物の生息域の拡大とそれに伴う食害・生態系への悪影響の拡大、サンゴ礁の消滅の危険性が挙げられています。農林水産業では 水稲の品質低下、畜産・水産業への影響、健康では感染症媒介蚊の生息域の拡大、熱中症の増加が挙げられています。

そして、気候変動による人間社会等への影響をできるだけ小さくする「適応」について、日本における現状と課題、今後の取組について解説しています。

パンフレットでは、レポートの概要のほかに、気候変動に関してよく抱かれる疑問について、コラムを活用してわかりやすく解説しています。気候変動による影響に向けて、対応策、適応策を計画的に進めることが必要です。リスクを少しでも回避するためにできることを考えていかなければなりませんね。


気候変動の観測・予測・影響評価に関する統合レポート「日本の気候変動とその影響(2012年度版)」の公表について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2013年04月22日 21:04


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