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今年の桜はおかしい?ウェザーニューズがサポーターの報告をもとに検証 (2013年04月20日)

sakura_130419.jpg株式会社ウェザーニューズは、同社のアプリや携帯サイト利用者(サポーター)から今年の桜に関する異変報告が多数寄せられたため、サポーターと共にその実態を調査・検証しました。その結果、特に関東においてスピード開花、同じ場所でも咲き方が不揃いであるという特徴が報告されました。

ウェザーニューズでは「さくらプロジェクト」などの特設ページを設けて、全国のサポーターから桜の状況を募集し、まとめをレポートとして公表しています。桜の名所として知られる目黒川について、3月22日に寄せられたリポートでは、川の片側で満開なのに対岸ではつぼみ、といった状態でした。同様の「不揃い」なリポートは、東京が桜の見頃シーズンを迎えた3月22日(金)から23日(土)に寄せられています。

そこで30日に、スマホアプリ利用者に対し「不揃いな桜を見かけましたか?」と質問したところ、各地から「見た」という報告が寄せられ、東京都では3人に1人が「今年の桜の咲き方が変だ」と感じていることが分かりました。

また、東京都内のソメイヨシノの名所26ヵ所の満開日を過去10年平均と比較したところ、過去10年兵器では4月2日頃にまとまった満開のピークがあるのに対し、今年のピークは3月23日と早く、また3月25〜27日、3月29日と遅れたピークを示す場所もありました。

さらに「さくらプロジェクト」の参加者から、身近な「マイ桜」についてのリポートを検証したところ、今年は桜の木の個体差が大きく、一本一本の桜の開花スピードに違いが出ていることが明らかになりました。過去3年のマイ桜報告を調べても、今年の桜は生長具合に個体によるばらつきが多かったようです。

スピード開花の要因としては、今年3月の気温が高かったことが考えられます。東京では3月のうちに2回25℃を上回り、3月の日平均気温の積算値をみると、5年平均が308℃であるのに対し、今年は375℃に達しています。3月の気温が平年並みの年は、「開花が早い」「見頃が長い」などの感覚に大きな差が出ることはなく、気温が高くなったことがばらつきにつながったと考えられます。

「マイ桜」を決めて観察することで、桜の生長の様子などをよく知ることができますし、何年にもわたって観察すれば、気象条件などからどのように変化するかも分かります。学校や駅に行く途中にある木や、家の窓から観察できる木など、「我が家のマイ桜」を決めてみて、観察にチャレンジしてみてはどうでしょう。

ウェザーリポートを基にした桜の開花状況に関する検証|ウェザーニューズ



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投稿者 kksblog : 2013年04月20日 08:18


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