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年長児で挨拶やお礼を言える9割以上、生活習慣や学びに向かう力には個人差 (2013年04月18日)

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ベネッセ次世代育成研究所は、年少児から小学1年生の子どもを持つ母親を対象に、子どもの学びの様子、小学校入学後に振り返って幼児期に身につけておくとよいと思うこと、親のかかわりや意識など、幼児期から小学校入学期における家庭教育と子どもの育ちとの関連をとらえることを目的にアンケート調査を実施しました。

今回の調査の軸になったのは、トイレ、食事、あいさつ、片付けなど、生活していくために必要な習慣(生活習慣)、自分の気持ちを言う、相手の意見を聞く、物事に挑戦するなど、自己主張・自己統制・協調性・好奇心に関係する力(学びに向かう力)、文字や数の読み書き、順序の理解など、幼児期から小学校段階での学習に関係する力(文字・数・思考)の3つ。

幼児期の生活習慣や学びに向かう力は個人差があり、なかには年長児で6~7割の項目もありました。一方、文字・数・思考は子どもの年齢が上がるとできる割合も増え、年長児で8~9割ができていました。

年長児であいさつやお礼を言えるのは91.7%。一方、「好き嫌いなく食事ができる」は64.8%、「家で遊んだ後、片付けができる」は70.1%でした。

「かな文字を読める」「指やおはじきなどを使って、数を足したり、引いたりすることができる」は、年少児から年長児にかけて30%以上増加。

一方で、「物事をあきらめずに、挑戦することができる」「人の話が終わるまで静かに聞ける」などの学びに向かう力や、「自分のことばで順序をたてて、相手にわかるように話せる」「身の回りにあるものの長さや大きさ、高さを直接並べて比べられる」など論理的な思考力は、年少児から年長児にかけて緩やかな増加にとどまり、少しずつ育まれる様子がうかがえます(すべて「とても+まああてはまる」の割合。

家庭学習の様子を見てみると、小1での家庭学習時間は、「30分くらい」が最多。宿題をしたり、翌日の学校の準備をする子どもは9割以上、机に向かったらすぐに勉強にとりかかったり、勉強が終わるまで集中して取り組むことができる子どもは約6割でした。

子どもが小学校に入って困ることのないように、幼稚園のうちから生活習慣や基礎的な知識、自己表現などについてしっかり身につけておくことが大切でしょう。

幼児期から小学1年生の家庭教育調査 | ベネッセ次世代育成研究所



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投稿者 kksblog : 2013年04月18日 09:24


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