●江戸時代の子どもの風俗が見える「くもん子ども浮世絵ミュージアム」 (2013年04月12日)
公文教育研究会はwebサイト「くもん子ども浮世絵ミュージアム」をオープンしました。同会は子どもの教育の研究のために、文化研究史料を多数収集してきました。このなかで、子どもをテーマにした「子ども浮世絵」の画像と研究データをウェブサイトで公開しています。
「子ども浮世絵」には子ども絵、母子絵、子ども物語絵、おもちゃ絵があり、公文教育研究会では約1,800点を所蔵しています。「くもん子ども浮世絵ミュージアム」では、この全ての浮世絵を公開し「キーワード」「年代」「カテゴリー」などによる検索ができるようになっています。
このサイトの特徴として、浮世絵作品の詳細な研究データが掲載されていることが挙げられます。浮世絵ごとに作品を描いた絵師や時代などの情報が記載されており、知識が無くても浮世絵の世界を身近に楽しむことができます。また、絵に描かれている文章や場面情報なども知ることができます。
さらに浮世絵初心者にも楽しめるよう、浮世絵の歴史や制作工程などの基本情報に加え、「子ども浮世絵」を通して江戸時代の様子がわかる工夫がされています。「子ども浮世絵」は美術品としての価値と共に、描かれた時代の歴史、教育、文化などを知るための貴重な史料でもあり、母子絵に描かれた子どもの姿や濃密な母子関係からは、当時の生活や子宝思想が伝わってきます。
さまざまな浮世絵を眺めていると、どんな時代でも子どもは子どもです。遊び、学び、そしてお母さんが大好き。現代のような物質的な豊かさはありませんが、その分ひとつの遊びにみんなで参加していたり、お話に夢中になったりと、便利なものが無くても子どもは楽しめるんだな、と気づかされます。浮世絵の中には、現代にも活かしたい気づきやヒントがあるかもしれません。ちょっと現代の忙しさに疲れた時は、浮世絵の時代にタイムトリップしてみませんか。
« チンパンジーが音のリズムに自発的に同調することが明らかに | トップページへ 「国民のための情報セキュリティサイト」がリニューアル、キッズサイト新設も »
最新記事一覧
- 「土曜授業推進事業」に関する調査研究の公募~文部科学省(2014年09月01日)
- チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県(2014年08月30日)
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県
- Web会議サービスをはじめ、「V-CUBE」のアップデートを実施(2014年08月29日)
- 1990年からの活動を振り返る「アジアの子どもたちの絵日記展」9月9日より東京・丸の内
- 「EduTown(エデュタウン)」がオープン~東京書籍株式会社
- 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する審議のまとめ(2014年08月28日)
- 自分を見つめなおす「エンディングプラン」-授業での活用も視野に
- 先進的な取組を実施する大学を支援「大学教育再生加速プログラム」(2014年08月27日)
- デジタス仙台、プロ仕様の無線トランシーバーや「即」伝達のIP無線を販売
- ニッケ商事、被災者の声を反映した「災害備蓄マット」を発売
- ライト・サービス、4つ折りコンパクトストレッチャー「LS-1F2」を発売
- 正しいルールで、安全第一「平成26年秋の全国交通安全運動」(2014年08月21日)
- スウェーデンの人気陶芸家が初の大規模展示「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」9月11日より東京で開催
投稿者 kksblog : 2013年04月12日 14:25