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江戸時代の子どもの風俗が見える「くもん子ども浮世絵ミュージアム」 (2013年04月12日)

ukiyoe_130411.jpg公文教育研究会はwebサイト「くもん子ども浮世絵ミュージアム」をオープンしました。同会は子どもの教育の研究のために、文化研究史料を多数収集してきました。このなかで、子どもをテーマにした「子ども浮世絵」の画像と研究データをウェブサイトで公開しています。

「子ども浮世絵」には子ども絵、母子絵、子ども物語絵、おもちゃ絵があり、公文教育研究会では約1,800点を所蔵しています。「くもん子ども浮世絵ミュージアム」では、この全ての浮世絵を公開し「キーワード」「年代」「カテゴリー」などによる検索ができるようになっています。

このサイトの特徴として、浮世絵作品の詳細な研究データが掲載されていることが挙げられます。浮世絵ごとに作品を描いた絵師や時代などの情報が記載されており、知識が無くても浮世絵の世界を身近に楽しむことができます。また、絵に描かれている文章や場面情報なども知ることができます。

さらに浮世絵初心者にも楽しめるよう、浮世絵の歴史や制作工程などの基本情報に加え、「子ども浮世絵」を通して江戸時代の様子がわかる工夫がされています。「子ども浮世絵」は美術品としての価値と共に、描かれた時代の歴史、教育、文化などを知るための貴重な史料でもあり、母子絵に描かれた子どもの姿や濃密な母子関係からは、当時の生活や子宝思想が伝わってきます。

さまざまな浮世絵を眺めていると、どんな時代でも子どもは子どもです。遊び、学び、そしてお母さんが大好き。現代のような物質的な豊かさはありませんが、その分ひとつの遊びにみんなで参加していたり、お話に夢中になったりと、便利なものが無くても子どもは楽しめるんだな、と気づかされます。浮世絵の中には、現代にも活かしたい気づきやヒントがあるかもしれません。ちょっと現代の忙しさに疲れた時は、浮世絵の時代にタイムトリップしてみませんか。

Webサイト「くもん子ども浮世絵ミュージアム」をオープン|公文教育研究会



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投稿者 kksblog : 2013年04月12日 14:25


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