●日本語指導が必要な児童生徒、前回調査より減少するも高校では増加 (2013年04月11日)
文部科学省は、日本語指導が必要な児童生徒の教育の改善充実を目的に、公立小・中・高等学校等における日本語指導が必要な児童生徒の受入れ状況等について調査をおこないました。
平成24年5月1日現在、公立の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校に在籍する日本語指導が必要な外国人児童生徒は、27,013人(22年度:28,511人)で、前回調査より1,498人(5.3%)減少。
学校種別の在籍者数は、小学校では1,211人(6.6%)、中学校では454人(5.7%)と減少している一方で、高等学校では157人(7.9%)、中等教育学校では2人(9.1%)、特別支援学校では8人(6.1%)増加しています。
また、日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒は6,171人(5,496人)で、675人(12.3%)増加。このうち、海外からの帰国児童生徒は1,509人(2,093人)で全体の24.5%(38.1%)であり、13.6%ポイント減少しました。
日本語指導が必要な外国人児童生徒のうち、日本語指導を受けている者は23,375人(23,448人)で、割合では86.5%(82.2%)と4.3ポイント増加。学校種別にみると、中等教育学校で減少しているほかは、小学校で4.8ポイント、中学校で4.7ポイント、高等学校で0.4ポイント、特別支援学校で6.2ポイント増加となりました。
そして、日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒のうち、日本語指導を受けている者は、5,039人で、割合は81.7%となりました。
日本語指導が必要な外国人児童生徒を母国語別にみると、ポルトガル語を母国語とする者の割合が3割以上で最多。また、6言語については減少していますが、フィリピノ語は増加しています。
国際化が進む中、言語に不自由のある児童生徒への対策が急がれますね。
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投稿者 kksblog : 2013年04月11日 09:48