●年々増加する携帯電話の学割サービスの利用動向を調査~ICT総研 (2013年04月07日)
ICT総研が、『携帯電話の「学割」サービス利用動向調査』を実施しました。携帯電話を持つ学生本人および携帯電話を持つ学生を子どもに持つ親1,000人に対してWebアンケートを実施することで、年々過熱する「学割」サービス利用の実態を調査しています。
アンケートを実施した結果、655人が「現在、大手3社のいずれかの学割サービスを利用中」と回答。携帯電話を持っている学生のうち65%が、現時点で学割サービスを利用していることがわかりました。
キャリア別に分類すると、auが38.0%でトップ、NTTドコモが33.4%でこれに続き、ソフトバンクが28.5%でした。auは3社で最も早く「学割」サービスを開始していることから、「学割と言えばau」という認識がかねてより浸透していたことが、学割加入者総数が多い要因であると考えられます。近年はドコモが急激に学割加入者を増やしているようです。
学生が携帯電話・スマートフォンを持つにあたり、誰の意見が最も重視されるのかという問いでは、学生本人」が66.6%でトップ。保護者 30.8%、その他(兄弟など) 2.6%と続きます。親などの保護者が決めるよりも、学生本人の意向が重視される結果となった一方で、「誰がその利用料金を支払うのか」を聞いたところ、「保護者が全額支払う」が81.5%で圧倒的にトップ。学生本人が一部もしくは全額を支払うケースも18%程度見られますが、金銭的には親などの保護者が負担している傾向が読み取れます。
学生・子どもの携帯電話利用者数は2012年で1,131万人。今後は学生・子どもの人口自体は減少局面に入りますが、携帯電話普及率が増加することで、携帯電話利用者数自体は微増していく傾向です。高校生・大学生の携帯電話普及率は9割を超えていますが、まだ普及率の低い小中学生のユーザーを獲得することが携帯電話市場の拡大のためには欠かせない要素となりそうです。家族の囲い込み競争が激化していきそうですね。
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投稿者 kksblog : 2013年04月07日 18:20