●就活に満足した今年の新入社員は安定志向で平和主義~明治安田生命 (2013年04月06日)
明治安田生命保険相互会社が、『新入社員を対象としたアンケート調査』を実施しました。
調査結果から、「内定企業数・就活満足度」ともに上昇していることがわかり、就職環境に明るい兆候が見られました。
就職活動をした学生の平均内定企業数は「1.87社」で増加に転じ、就活満足度は「72.9%」と4年ぶりに70%台を回復しました。今年の就職活動環境は、一部企業で採用意欲が高まるなど、大卒内定率がやや持ち直したと言われているそうです。平均内定企業数は増加しましたが、リーマン・ショック前の水準は下回っています。従業員規模別での満足度を見てみると、大企業に就職する新入社員の就活満足度が81.9%と8割を超える結果となっています。
厳しい就職環境が続いていた影響もあってか、会社選びは「安定性」が3年ぶりに首位でした。昨年トップの「仕事のやりがい」は2位に後退。一方、5位の「会社のネームバリュー」がポイントをあげています。将来の経済不安からか、今年の新入社員は入社予定の企業を「安定性」や「知名度」の観点で選ぶ人が増えているようです。
新入社員の意識としては、「自分の働き方のタイプ」は、「職場の人間関係に重きをおき、自分の考えも修正する平和主義タイプ」がトップ。また、3位の「上司や会社の利益を第一に考え、自分を抑え る忠実主義タイプ」が増加傾向となっています。 将来めざす役職についても、「部長以上」が過去最低に。職場内で良好な関係を保ちつつ、同じ会社でほどほどに頑張りたいという思いが強いようです。
会社での将来の展望としては、「一生同じ会社に勤めたい」が増加し、“生涯一企業”志向が強まっています。希望通りの会社に入社できたことや、 将来の経済不安もあり、安定志向が増しているのかもしれません。 満足した就職活動から入社した会社で、活躍できる人材になっていってほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年04月06日 21:07