●大学改革~機能強化、大学教育の質的転換、地域再生の核となる大学づくり (2013年04月03日)
文部科学省は、国立大学等のキャンパス整備の在り方に関する検討会(主査:古山正雄 京都工芸繊維大学長)」において、今後のキャンパスづくりの在り方などについて検討。このたび報告書「キャンパスの創造的再生~社会に開かれた個性輝く大学キャンパスを目指して~」を取りまとめています。
大学改革への対応として、機能強化への対応(キャンパスの機能、役割の強化)、大学教育の質的転換への対応(学修支援環境の充実、国際競争力の強化)、地域再生の核となる大学づくり(公共性、地域再生の根拠形成、社会モデルの提示)が挙げられています。
そして、キャンパスに対する社会的要請への対応としては、防災機能の強化(安全・安心の確保、防災機能の強化)、地球環境問題への対応(地球温暖化対策の推進、地域・国際社会への貢献)、施設運営の効率化(マネジメントの推進、既存資源の活用)があります。
キャンパスの目指すべき方向性として提示されているのは、教育研究活動を支えること、全人的な人格形成を促すこと、社会に開くこと、個性・特色を表すこと、交流を育むこと、時代を紡ぐことの6つ。
今後のキャンパスづくりの基本的考え方は「創造的再生」で、「戦略」をデザインすること、「協働」をデザインすること、「工程」をデザインすること、「空間」をデザインすること、この4つのデザインとその実践により、キャンパスの価値を最大限に引き出すとしています。
大学生にとって有意義なキャンパスライフになるように、教育の質を高め、国際競争力を磨いていきたいものです。
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投稿者 kksblog : 2013年04月03日 17:58