●人との関わり、どう学ぶ?「豊かな人間関係づくり実践プログラム」 (2013年04月01日)
千葉県教育委員会では、小・中学校における「豊かな人間関係づくり実践プログラム」の活用を推進しています。このプログラムは「あいさつ」「助け合い」「コミュニケーション能力」など、人間関係づくりに必要な基本的な力を育むことをねらいとして、県教育委員会が作成したものです。
このたび、プログラムの小学校版の改訂第3版が作成されました。これを機に、教員向けの啓発用リーフレットを作成・配布しました。このプログラムを活用した経験がない教員も活用するきっかけになるよう、プログラムの良さをアピールするとともに、現場の疑問にも答える内容となっています。
日々の生活の中で築いていく「人間関係」、でも「人間関係づくり」について日常の中で教えるのは難しいことです。そこで、実践プログラムを通して人間関係作りに欠かせない行動のしかたや物事の考え方を少しずつ学んでいければ、何か困ったことが起きた時に授業を思い出して解決できる、これがこのプログラムのねらいです。
プログラムは1学年に月4時間の授業展開を、小学校1年生から中学校3年生までの9年間行います。これはいじめ予防や、互いに思いやることのできる集団づくりに有効で、年間指導計画の位置づけや、課題のアレンジなど、柔軟な活用が可能となっています。また、現場の教員の声などを反映し、授業の進め方について従来の「授業台本」に加え、コンパクトにまとめた「指導案」が追加されました。
リーフレットは、9年間を通して何を学ぶか、というプログラムの大まかな流れと各学年におけるポイントを紹介し、また授業を受けた児童生徒の感想、実際に授業を行った教員の感想、そしてよくある質問で構成されています。
児童生徒、教員の感想の中で「簡単なことだから、勉強する(教える)必要なんてないと思っていたけど、やってみてすごく役に立った」という共通の意見が見られました。トラブルの中で学ぶことも大切ですが「こういうときはどうしたらいいんだろう」と状況を想像して、解決策を考え学んでいることが、実際の局面で役に立つでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2013年04月01日 17:02