●自分の漢字力に合わせて世界の物語を読もう!Kindleストアで購入可能 (2013年04月16日)
日本出版販売株式会社は、児童向け電子書籍「学年別漢字で読める 世界のおはなし」1巻・2巻の配信を、Amazon社の運営するKindleストアで始めました。
日本語の文章を読むという過程では「ひらがな」「カタカナ」「漢字」を覚える必要があり、また、学年が上がるごとに覚える漢字の量も増え、文章や物語を味わう前に書いてある文字を上手く読めなくなってしまう子どもがいます。
さらに、低学年では語と語の間に空白を置く表記だったのが、年齢が上がることで無くなり、ますます読むことを難しく感じてしまう問題が、子どもによっては発生します。
上記のような問題を受け、「学年別漢字で読める 世界のおはなし」は、自分の漢字力に合わせて世界各地の物語を読むことを可能にしました。同本は、以下のように同じ物語を4つに分け、表記しています。
1.小学校一年生の漢字+読みがなあり+わかち書き 、 2.小学校一年生の漢字+読みがななし+わかち書き 、3.小学校二年生の漢字+読みがななし 、4.小学校六年生までの漢字+読みがななし
同じ物語ですが、学年別の漢字表記で用意することで、子どもが「自分の力」で読める文章で読むことができ、読書の楽しみを味わうことができます。漢字をたくさん勉強した子どもは実際より上の学年の漢字版で読んでも良いですし、苦手な漢字が多く使われている場合は、ひらがなが多く使われている文章で読み込んでから再チャレンジすることもできます。
なお、4つ目の表記「小学校六年生までの漢字版」は、子ども用の表記では逆に読み聞かせしづらいという保護者のために用意されています。
1巻の収録作品は、金のがちょう(『グリム童話』)、アラジンとふしぎなランプ(『アラビアンナイト』)、絵すがたにょうぼう(『日本の昔話』)、シンデレラ(『グリム童話』)、かちかち山(『日本の昔話』)。
2巻の収録作品は、いばら姫(『グリム童話』)、へっこきよめどん(『日本の昔話』)、長ぐつをはいた猫(『ペローの昔話』)、ブレーメンの音楽たい(『グリム童話』)、赤ずきん(『グリム童話』)、ねずみのよめいり(『日本の昔話』)。
それぞれの子どもに合ったレベルで、楽しく読書を進めていくことが「本好き」への第一歩となりそうです。
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投稿者 kksblog : 2013年04月16日 06:47