●東日本大震災に関するあらゆる情報を体系的に利用できる形に整理 (2013年03月19日)
東日本大震災から2年が経過しました。この震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、国内外や未来に役立てる取り組みが進められています。しかし、集積される情報が多くなるほど、さまざまな情報を利用できる形で取り出すことが困難になりつつあります。
そこで、JST(科学技術振興機構)が、東日本大震災に関する画像、動画などのマルチメディアデータを体系的に整理し、専門家が利用できる形に整備することにより、震災からの復興や今後の防災・減災に貢献する取り組みをスタートさせます。
国立国会図書館では、総務省など関係機関と連携・協力しながら、国全体として震災の記録を収集・保存し、後世で役立てることのできる仕組みを構築する取り組み『国立国会図書館 東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)』 が行なわれています。また、東北大学災害科学国際研究所が、産官学の機関と連携して、東日本大震災に関するあらゆる記憶、記録、事例、知見を収集し、国内外や未来に共有する東日本大震災アーカイブプロジェクト『みちのく震録伝』を実施しています。これらは、分野ごとにデータの形式・種類がバラバラですが、JSTの取り組みにより、利活用が困難な情報を整理し、共有することにより、分野を超えた知見を見いだす環境構築の第一歩となります。そして、政府が策定した第4期科学技術基本計画に記載された「知識インフラ」の構築にもつながります。
JSTは、体系的に整理する震災復興や防災・減災に役立つデータなどのさまざまな情報を循環型につなぐ、新たな情報流通モデルの開発を目指しています。未曾有の被害をもたらした震災の多くの記憶や記録が未来に役立つようにしていかなければなりませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年03月19日 11:37