●ママの仕事の有無・働き方は、日々のお買物のスタイル・スピードに影響する (2013年03月18日)
「博報堂こそだて家族研究所」は、晩産化・少子化、共働き世帯の増加、夫や祖父母の育児参加など、この10年で大きく変わってきた「子どものいる家庭」について、研究・提案を行う専門組織で、2012年10月に設立されました。このたび、母親の就業状況に応じた消費についてまとめた「ママのワークスタイルと消費」レポートを作成・公表しました。
これは昨年の9~10月、0~9歳の子どもを持つ既婚女性を対象に行った調査をまとめたもので、対象を「フルタイムで働くママ」「パート・アルバイトで働くママ」「専業主婦ママ」の3つのワークスタイルに分け、消費傾向にどのような差があるのかを分析したものです。これによると、就業状況の違いによる時間・お金の自由度の違いが、消費スタイルに表れていることが分かりました。
フルタイムで働いているママは、パート・アルバイト、専業主婦ママに比べて「買い物に時間をかけずに、インターネットなどを使いながら、思い切りよく買う」傾向があるようです。またフルタイムママの買い物の特徴として、クレジットカードの利用率が91.8%と高くなっています。専業主婦ママは対照的に「時間をかけてじっくり吟味しながら、堅実に買い物をする」傾向があり、パート・アルバイトママは3つのグループで中間の位置にありつつ、他のグループに比べて「店頭や街頭で配られるクーポンの利用率」が高いという特徴がみられました。
専業主婦ママ、パート・アルバイトママは買い物に行く際「チラシを確認してから行く」、「数円・数十円の価格の差に敏感」という回答が多くなりました。さらに専業主婦ママは「自分は周囲のママよりもお金を使っていないと思う」との自負が半数を超え、日々の買い物について節約・倹約を常に心がけているようです。
その他、イベントや記念日の過ごし方や、車など耐久財の購入についてなど、いろいろと違う傾向があるようです。とはいえ、みんな子育てをしているママであることには変わりありません。お互いのライフスタイルの違いを尊重して、時にはいいと思うところを見習ってみるのもいいかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年03月18日 12:26