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読書活動が多いほど未来志向、社会性、論理的思考などの能力が高い (2013年03月08日)

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国立青少年教育振興機構が、子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究を行ない、結果を公表しました。

子ども(特に中高校生)の読書活動の実態や現在の意識・能力を把握し、子どもの読書活動の推進に資する資料を収集することを目的としています。

調査結果から、読書活動が多い高校生・中学生ほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」、「論理的思考」のすべてにおいて、現在の意識・能力が高いことがわかりました。

特に、就学前から小学校低学年までの「家族から昔話を聞いたこと」、「本や絵本の読み聞かせをしてもらったこと」、「絵本を読んだこと」といった読書活動は、現在における「社会性」や「文化的作法・教養」との関係が強いようです。

半数以上の中高生は読書が好きで、本を読んでいますが、高校生は中学生に比べ、その割合は低くなっています。その中で、就学前から中学時代までに読書活動が多い中高生や、現在までに「好きな本」や「忘れられない本」があると回答した中高生は、1ヶ月に読む本の冊数や1日の読書時間が多くなっています。そして、就学前から中学時代までに読書活動が多い高校生・中学生は、就学前から中学時代までの体験活動も多いようです。

成人を調査したところ、子どもの頃に読書活動が多い成人ほど、ボランティア活動に参加したことがある人の割合が多く、また、読み聞かせを行うなど、読書を通した子どもとの関わりが多くなっています。読書によって知識を得るだけでない、影響力の大きさを知り、あらためて読書の大切さを感じます。


子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究 報告書:国立青少年教育振興機構



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投稿者 kksblog : 2013年03月08日 18:59


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