●読書活動が多いほど未来志向、社会性、論理的思考などの能力が高い (2013年03月08日)
国立青少年教育振興機構が、子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究を行ない、結果を公表しました。
子ども(特に中高校生)の読書活動の実態や現在の意識・能力を把握し、子どもの読書活動の推進に資する資料を収集することを目的としています。
調査結果から、読書活動が多い高校生・中学生ほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」、「論理的思考」のすべてにおいて、現在の意識・能力が高いことがわかりました。
特に、就学前から小学校低学年までの「家族から昔話を聞いたこと」、「本や絵本の読み聞かせをしてもらったこと」、「絵本を読んだこと」といった読書活動は、現在における「社会性」や「文化的作法・教養」との関係が強いようです。
半数以上の中高生は読書が好きで、本を読んでいますが、高校生は中学生に比べ、その割合は低くなっています。その中で、就学前から中学時代までに読書活動が多い中高生や、現在までに「好きな本」や「忘れられない本」があると回答した中高生は、1ヶ月に読む本の冊数や1日の読書時間が多くなっています。そして、就学前から中学時代までに読書活動が多い高校生・中学生は、就学前から中学時代までの体験活動も多いようです。
成人を調査したところ、子どもの頃に読書活動が多い成人ほど、ボランティア活動に参加したことがある人の割合が多く、また、読み聞かせを行うなど、読書を通した子どもとの関わりが多くなっています。読書によって知識を得るだけでない、影響力の大きさを知り、あらためて読書の大切さを感じます。
« ちびっこあつまれ!関西の電車がいっぱい!!~鉄道甲子園 | トップページへ 世界初となる3D映像「サンダーバード博~世紀の特撮が描くボクらの未来~」 »
最新記事一覧
- 「土曜授業推進事業」に関する調査研究の公募~文部科学省(2014年09月01日)
- チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県(2014年08月30日)
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県
- Web会議サービスをはじめ、「V-CUBE」のアップデートを実施(2014年08月29日)
- 1990年からの活動を振り返る「アジアの子どもたちの絵日記展」9月9日より東京・丸の内
- 「EduTown(エデュタウン)」がオープン~東京書籍株式会社
- 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する審議のまとめ(2014年08月28日)
- 自分を見つめなおす「エンディングプラン」-授業での活用も視野に
- 先進的な取組を実施する大学を支援「大学教育再生加速プログラム」(2014年08月27日)
- デジタス仙台、プロ仕様の無線トランシーバーや「即」伝達のIP無線を販売
- ニッケ商事、被災者の声を反映した「災害備蓄マット」を発売
- ライト・サービス、4つ折りコンパクトストレッチャー「LS-1F2」を発売
- 正しいルールで、安全第一「平成26年秋の全国交通安全運動」(2014年08月21日)
- スウェーデンの人気陶芸家が初の大規模展示「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」9月11日より東京で開催
投稿者 kksblog : 2013年03月08日 18:59