●大学と地域・企業をつなぐ 大学間連携協同教育推進事業パンフレット作成 (2013年02月27日)
文部科学省では、平成24年度から「大学間連携協同教育推進事業」を実施しています。これは、地域や分野に応じて複数の大学が相互に連携し、社会の要請に応える優れた取り組みに対し、重点的な財政支援を行うものです。大学には国立・公立・私立といった設置形態がありますが、その枠組みも越えて共同の取り組みを行うことで、教育の質の保証と向上、強みを活かした機能別分野を推進することを目的としています。
この事業について多くの人に知ってもらうため、文部科学省ではパンフレットを作成しました。ここでは事業の概要のほか、参加大学などの学校数、実際に行われている連携について地域別、分野別にその詳細を掲載しています。平成24年度は地域連携については25件、分野連携は24件、合計49件が推進事業に選定されています。
大学の使命として、これからの社会にいかなる人材を養成・輩出するかということがあります。そのためには学生を送り出す地域や分野に関わるステークホルダー(自治体、学協会など)と課題を共有、協働することが有効です。そこで申請区分には、人材を養成し送り出そうとする社会のフィールドに応じて、地域連携、分野連携という2つの区分を設けています。
地域連携は、分野を超えてネットワークを形成し、その地域に生きる学生に対し、大学などの枠を超えたさまざまな教育資源の活用による充実した教育と質保証の共通基盤を構築する取り組みです。これには地域と大学などを結ぶ、というものから、地元の産業と連携したものなど、さまざまなプログラムが選定されています。
分野連携では、ある共通のテーマに対して、全国から地域、設置者を問わず多様な大学が参加しています。一例として「数学評価体制による学士課程教育の質保証」という取り組みでは、北海道大学、琉球大学、大阪府立大学、そして私立の玉川大学、同志社大学他など、地域、設置者など実にさまざまです。
就活のために大切なことの一つに「マッチング」があります。学生の適性と企業が求める人材像が合致することが理想ですが、学生が個人で実現させようとしても、企業側から探すのも難しい話です。この事業によって、大学(学生)と企業が求めていることを共有でき、スムーズな就職につながるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年02月27日 23:44