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人類のルーツと謎にせまる特別展「グレートジャーニー 人類の旅」 (2013年02月24日)

greatjourney_130221.jpgフジテレビで1995年から放映されていた「グレートジャーニー」という番組をご存じの方も多いのではないでしょうか。人類のルーツとされるアフリカから、世界に拡散していったという人類最大の旅路が「グレートジャーニー」、番組では日本人探検家の関野良晴氏がその過程を自らの腕力と脚力を頼りに、動力を一切使わず逆ルートで体験する旅をリポートしていました。

国立科学博物館では、3月16日(土)から6月9日(日)まで、特別展「グレートジャーニー 人類の旅」を開催します。番組を制作したフジテレビが国立科学博物館と初めてタッグを組んで実現したもので、実際にグレートジャーニーを体験した関野氏も、監修者の一人として参加しておられます。

この特別展では、360万年前の人類が家族で連れ立って歩いた最古の足跡化石を「グレートジャーニー」の象徴として位置付けています。700万年前の人類誕生から説き起こし、人類が様々な困難を克服しながらどのように地球上に拡散していったのかを紹介していきます。

開催にあたり、いくつかのみどころがホームページで紹介されています。そのうちの一つが「極限の地に生きる」というもの。地球上で人間が暮らしている場所は、必ずしも快適で暮らしやすい場所ばかりではなく、いわゆる「極地」と呼ばれる地に定住している人たちがいます。ここでは「熱帯雨林」「高地」「極北」「乾燥地帯」この4つの極地について、それぞれの環境に逆らわず、むしろ巧みに利用しながら暮らしを築いてきました。特別展では、その土地ならではの“生きる知恵と文化”を知ることができます。

さらにここでは、「世界最古のミイラ文化」や「干し首」など、さまざまな謎をはらんだ貴重な資料が展示されています。また関野氏が日本人のルーツに迫る旅に挑戦した様子を紹介します。遠く縄文時代に、大海原を渡ったという船を造るために、木を切るための鉄器を作るところから追っていきます。

人類のルーツを単純にたどるだけでなく、そこにちりばめられた「謎」に興味をひかれ、と人類の「力強さ」に勇気づけられそうです。きっと驚き以上に得られるものがあるのではないでしょうか。

特別展「グレートジャーニー 人類の旅」:国立科学博物館



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投稿者 kksblog : 2013年02月24日 01:24


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