●高等学校卒業予定者の就職内定状況について調査結果公表 文部科学省 (2013年02月23日)
もう2月も終盤にさしかかり、今年度もラストスパートといったところです。それぞれの学校の最終年度の子どもたちは、卒業、そして春からの新生活に向けて準備をしている頃でしょうか。
文部科学省では、全国の国立・公立・私立の高等学校(全日制・定時制)卒業者の就職状況を把握し、就職問題に適切に対処するための参考資料を得るために、平成25年3月に高等学校を卒業する予定の生徒たちについて、就職状況を調査し、結果の報告を行っています。今回発表されたものは平成24年12月末状況であり、平成25年3月末の最終的な状況を5月に発表する予定となっています。
平成24年12月末における高等学校卒業予定者の就職内定率は82.8%で、昨年同期と比較すると2.4ポイント上昇しています。男女別にみると、男子86.1%、女子78.2%と男子の方が高い割合ですが、昨年と比較すると女子の方が上昇率が高くなっていました。
12月末に82.8%という数字は、リーマン・ショックで一旦落ち込んだ平成21年以前の水準まで戻しています。それ以前も含め、同じような数字だったときの最終的な就職状況の数値を見てみると、82%くらいのときには3月末ではおよそ93%程度になっています。
高等学校卒業者の就職内定状況の調査については、10月末、12月末、3月末の3回に分けて行われています。この3つの時期の数値を、昭和51年度からグラフにした資料がありますが、浮き沈みの傾向が連動している様子はあるものの、10月、12月の結果が低い年も、最終的な就職率が9割を切ることはほとんどありませんでした。
新しい環境への旅立ちの季節、就職する子たちも進学する子たちも、一人一人の道が明るい希望に満ちたものであるように願い、エールを送りたいですね。
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投稿者 kksblog : 2013年02月23日 00:55