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「2頭のサルが、無意識的に相手と協調する現象を行動学的に確認」~理化学研究所 (2013年02月08日)

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理化学研究所は、霊長類であるニホンザルの無意識的な運動を評価する実験手法を確立し、向かい合った2匹のサルが自然に相手の行動と同期しあう現象を、行動学的に確認しました。

うなずく、否定する意味で顔の前で手を左右に振るなど、人間が対話中にとる身体を動かしての相手とのコミュニケーションは、自然に、無意識に行なっています。

相手が見えない電話でも、相手に合わせてうなずく「人」もいて、人の社会行動には、こうした無意識の行動が深く関与しています。

では、「人」以外はどうだろうか?ということで、理化学研究所の研究チームは、動物にもこうした無意識の協調行動が存在するのかどうか?3匹のニホンザルを使って実験を行いました。

実験では、まず2つのボタンを片手で交互に押す動作を個別に訓練、複数回、連続して交互にボタンを押すとご褒美にエサがもらえることになっています。それぞれのサルがボタンを押すスピードを複数回記録し平均を求め、そのスピードを、そのサルが持つ基準値としました。

次に、訓練したサル2匹をペアにして向かい合わせ、同じようにボタン押し課題を与えました。すると、課題開始直後から、2匹のサルのボタン押しの速さが同期しました。あるペアでは、1匹のサルは自分の基準値より速く、別のサルは遅くボタンを押すことで、お互いのボタンを押す速さが等しくなりました。

実際の現場を見てみたくなるくらい、興味をひく実験ですね。

2頭のサルが無意識的に相手と協調する現象を行動学的に確認|理化学研究所



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投稿者 kksblog : 2013年02月08日 23:15


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