●企業における高卒認定合格者への扱いは自治体より低め~文部科学省 (2013年01月31日)
文部科学省が、平成23年度の高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)合格者を対象に、合格後の進路状況について及び地方自治体や企業における高卒認定の認知度及び合格者の採用等についてを調査しました。
合格者の45.0%が大学・短大・専門学校・大学校へ入学。大学への進学を希望して高卒認定を受験した者の42.8%が希望どおり大学へ入学していることがわかりました。
高卒認定を「知っている」割合は、企業において60.3%、 自治体において76.6%。「全く知らない」割合は、 企業において114.5%、自治体において4.7%です。
また、採用試験において「高卒と同等である」割合は企業において25.9%、自治体 では44.9%。人事考課において「高卒と同等である」割合は 企業では21.2%、自治体では29.2%です。「高卒と同等である」と扱う企業や地方自治体は増加傾向にありますが、企業における扱いが低いようです。
高卒認定は、高等学校卒業と同等以上の学力を認定するものであることをもっと知られるようにすべきという意見が7割を超えています。文部科学省としては今後とも関係機関等への働きかけや周知を充実させていく予定です。
高卒認定は、大検と同様に大学入学資格を付与するばかりでなく、高等学校卒業者と同等以上の学力を有することを認定し、就職等において活用されることも目的としています。企業等の認知度が増加し、扱い正しく評価されるようになることが望まれますね。
高等学校卒業程度認定試験合格者の企業等における扱いに関する調査の結果について:文部科学省
高等学校卒業程度認定試験合格者の進路状況に関する調査の結果について:文部科学省
« 高校から大学までの教育費は一人1,000万円超 子育て世帯に重い負担 | トップページへ 森林保全に貢献した木材を使用、「かきかたえんぴつ」と「色鉛筆」発売 »
最新記事一覧
- 「土曜授業推進事業」に関する調査研究の公募~文部科学省(2014年09月01日)
- チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県(2014年08月30日)
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県
- Web会議サービスをはじめ、「V-CUBE」のアップデートを実施(2014年08月29日)
- 1990年からの活動を振り返る「アジアの子どもたちの絵日記展」9月9日より東京・丸の内
- 「EduTown(エデュタウン)」がオープン~東京書籍株式会社
- 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する審議のまとめ(2014年08月28日)
- 自分を見つめなおす「エンディングプラン」-授業での活用も視野に
- 先進的な取組を実施する大学を支援「大学教育再生加速プログラム」(2014年08月27日)
- デジタス仙台、プロ仕様の無線トランシーバーや「即」伝達のIP無線を販売
- ニッケ商事、被災者の声を反映した「災害備蓄マット」を発売
- ライト・サービス、4つ折りコンパクトストレッチャー「LS-1F2」を発売
- 正しいルールで、安全第一「平成26年秋の全国交通安全運動」(2014年08月21日)
- スウェーデンの人気陶芸家が初の大規模展示「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」9月11日より東京で開催
投稿者 kksblog : 2013年01月31日 16:44