●学校での体罰を約4割が経験~「niconico」の緊急調査より (2013年01月23日)
教育現場においての体罰が問題視されていますね。(株)ドワンゴと(株)ニワンゴが、両社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」において、「体罰」の実態に関する緊急ネット世論調査を実施しました。調査結果から、学校での体罰を約4割が経験していることがわかりました。
「いま体罰を受けている」は1.5%、「過去に体罰を受けたことがある」が27.7%、「体罰に近い暴力行為を受けたことがある」が12.2%です。
学校で体罰の現場を見たことがあるかという問いでは、「体罰の現場にいあわせたことがある」が37.7%、「遠くから見たことがある」が9.0%です。
体罰についてどう考えるかという問いでは、「教育、指導の上でやむを得ない」が30.0%、「学校教育法で体罰は禁止されているにでよくない」が18.8%、「暴力行為なので犯罪だ」は18.8%です。学校での体罰をなくすためには、校長や教育委員会に報告すれば必ずやめさせる仕組みをつくる、市町村に体罰の調査機関を設置する、保護者会で解決する仕組みをつくる、警察の直接捜査といった案があげられています。
体罰を受けた学校では、小学校が45.2%、中学校が41.9%、高校が11.7%で、専門学校は0.5%、大学・短大は0.7%です。場面では、授業中が54.1%と多く、大阪の高校で問題となった部活動は17.6%でした。
体罰を受けた人によると、体罰を受けた事実を誰かに報告、相談したかという問いでは、「親に話した」が43.7%である一方、「誰にも話さなかった」も31.4%。また、体罰にどう対応したかの問いでは、「卒業するまで我慢し続けた」が61.4%にも及び、「学校をやめた」も13.8%です。
今の教育現場はどうなっているのか、どうするべきなのか、子どもたちにとって最良の教育現場をつくっていかなければなりませんね。
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投稿者 kksblog : 2013年01月23日 15:45