●センター試験、受験生の保護者が心配するのは当日のトラブル (2013年01月18日)
いよいよ今週末は大学入試センター試験です。受験生の皆さんにはベストを尽くしてもらいたいところですが、センター試験では毎年のように、何かしらのトラブルが報告されています。
Benesse教育情報サイトでは、サイトメンバーのうち、大学受験を考えている高校3年生・大学生の保護者を対象にセンター試験に関するアンケートを実施しました。これによると、高校3年生の保護者のうち6割以上が、センター試験でのトラブルを心配していることが分かりました。
心配されるトラブルの具体例としては、英語のリスニングに使うICプレーヤーのトラブル、試験問題の配布ミスといった、試験を行う側についてのこと、悪天候などにより交通機関が乱れ、開始時刻に遅れてしまうのはないか、といった不測の事態といったことが挙げられました。なかでも英語のICプレーヤーに関するものが目立ち、作動しないこともですが、子どもが操作ミスをするのではないか、という心配もあるようです。
また、センター試験後に志望大学を決める基準や、子どもの体調管理、入試方式の違いによる対策の違いなど、大学受験に関するさまざまな心配事、知りたいことがたくさん挙げられました。
大学生の保護者に対しては、大学受験に関する成功談・失敗談を尋ねています。よかったと思うことは、私立でもセンター試験を受験したことによって、受験するチャンスを広げられたことや、センター試験の自己採点が振るわなくて悩む子どもに「二次試験で取り返せる」とはげましたことなど、前向き・上向きに働きかけたことが「よかった」と思える結果につながったことが多いようです。
一方で失敗談としては、センター試験の結果を見て、直前で志望校を変更したために対策が十分でなかった、高校生の早い時期から勉強にしっかり取り組むように声を掛けていればよかった、推薦にすればよかった、などが挙がりました。
センター試験では近年、毎年のようにトラブルのニュースが聞かれるため、受験生、保護者ともに不安を感じるのも当然でしょう。それだけに、ベネッセのように、実際にあったトラブルや、そのトラブル対策を知ることのできるインターネットサイトや書籍など、調べることができるところも多いはずです。子どもは勉強に集中させて、トラブル対策は調べてあげることで、何よりの応援になるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2013年01月18日 21:30