●大学等の就職内定状況および「未内定就活生への集中支援2013」発表 (2013年01月24日)
文部科学省と厚生労働省は、平成25年3月大学等卒業予定者の就職内定状況を共同で調査し、平成24年12月1日現在の状況を取りまとめました。これによると、大学等の就職内定率は学部・短期大学・専修学校などすべての調査対象において昨年同期より上昇しています。特に短期大学は11.4ポイント増と大きく伸びています。
最も内定率が高いのは高等専門学校で99.2%、次いで大学(学部)が75.0%でした。専修学校が63.0%、短期大学は59.3%です。短期大学の内定率は低く見えますが、平成17年からのグラフを見ると、最も大会水準であった平成20年と同程度であり、むしろ短期大学でも就職活動が以前より早まっている傾向があると考えられます。
男女別では、男子学生が74.5%、女子学生は75.6%と、女子学生が昨年よりも大幅に内定率が伸びて、男子学生を上回っています。特に国公立大学の女子学生は81.6%と、抜きんでて高い内定率となりました。文系・理系では理系の方がやや高く、増加の幅も少し大きくなっています。
文部科学省・厚生労働省と経済産業省は、新卒者の就職環境が依然として厳しいことを踏まえ、平成25年1月18日から3月末までを集中支援期間とし、ハローワークと大学とのさらなる連携の促進などを盛り込んだ「未内定就活生への集中支援2013」を取りまとめました。この調査結果と合わせて公表されています。
ここには、「未内定の学生・生徒に『就職をあきらめさせない』ためのジョブサポーターと大学の就職相談員などとの連携による個別支援の徹底」、「民間就職情報サイトによるジョブサポーター・新卒応援ハローワークなどの周知」、「臨床心理士による未内定の学生・生徒の心理的ケアの実施」など、関係各省が連携して取り組んでいく、さまざまな取り組みが紹介されています。
年も明けて、いよいよ卒業が見えてきた今、未内定の学生・生徒達は焦りを感じているでしょう。ここに紹介されているさまざまな取り組みや、連携機関では、そんな人達を支えたい、と手を差し出しています。あきらめないで、きっと素晴らしい職場と巡り会えることを信じて頑張りましょう。
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投稿者 kksblog : 2013年01月24日 16:41