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大学向け授業支援システム、教員の講義や学生指導の自己評価などに活用 (2012年12月21日)

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国立大学法人横浜国立大学と富士通株式会社(以下、富士通)は協働で、富士通の大学向け授業支援システム「CoursePower(コースパワー)」に蓄積される学習履歴データから、学生一人ひとりの予習・復習・講義への参加状況を分析し、積極性、計画性、継続性などの学習行動の特徴をチャートで示す機能を国内で初めて開発しました。

この機能により教員は、学生のテストやレポートの結果だけではなく、理解度に大きな影響を与えると言われている学習行動の特徴も一目で把握することができ、より適切な個別指導が可能になります。

富士通は、2011年6月から2012年11月まで、横浜国立大学を中心とした高等教育機関での計3,412講義の学習履歴データを利用して学習行動と成績の関係性の検証を重ねてきており、可視化するべき学習行動が明確になってきました。

今回、学習行動の特徴を分析してチャート化する機能を開発し、2013年4月に、横浜国立大学で本機能を搭載した「CoursePower」の本格運用を開始する予定となっています。

同機能によって教員はレーダーチャートの示す形状から学生の学習行動の特徴を把握することができ、面積の大小からは、学生の取り組み状況を把握することができるため、ドロップアウトする可能性の高い学生を早期に発見することが可能です。

さらに今回の共同研究により、「CoursePower」の統計機能に、教員ごとの講義数・受講者数の推移、教材・お知らせの参照状況、教材の実施状況(進捗、合否など)、受講者全体の出席率の推移などを可視化する機能もあわせて追加しており、教員の講義や学生指導の自己評価、大学の自己点検・評価に活用することができます。

そして学生は、学習状況の比較グラフから、自身の出席率、レポート提出率、資料参照率などをクラストップやクラス平均と比較して、講義への取り組みを見直すことができます。また、在学中に累積された学習履歴・行動履歴の一覧から、大学での学習全体を振り返ることができます。

大学生が各自の学業、研究に集中できるように、そして教員がより良い講義を展開していくためにも、さまざまなツールを効果的に活用していくことが重要でしょう。

大学生の学力向上に向け、行動を可視化する「学習特徴チャート」機能を開発 : 富士通



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投稿者 kksblog : 2012年12月21日 08:29


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