●ネットで知り合った人「これから会いたい、既に会っている」女子高生は半数以上 (2012年12月20日)
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社は、東京成徳大学 応用心理学部臨床心理学科 博士(心理学) 田村節子教授監修の下、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生男女618名、およびその保護者層618名、合計1,236名を対象とした利用実態調査を実施しました。
何らかの携帯電話を持つ未成年者(10歳~18歳)のスマートフォン所有率は昨年11月に14.4%でしたが、今年は37.4%に上昇。高校生は60%を超え、特に女子高校生が65.0%と顕著になりました。
全体のフィルタリング使用率は37.2%で、スマートフォン所有者は33.8%、スマートフォン非所有者は39.3%。また、高校生になると、「自由に見られない」ことを理由に使用率が減少。特に女子高校生は26.2%と低くなっています。
携帯電話・スマートフォンの1日の利用時間は全体的な傾向として学齢が上がるにつれ高くなり、女子中学生「1~3時間」30.1%、女子高校生「1~3時間」27.2%・「3~6時間」24.3%。スマートフォン非所有者は「1時間未満」が77.8%なのに対し、スマートフォン所有者は「1~3時間未満」で39.8%でした。
リアルな友達との連絡手段は、「メール」78.2%、「電話」55.5%、「LINE」22.5%。特に女子高校生は「メール」81.6%に次いで「LINE」54.4%を利用しています。携帯電話・スマートフォン上でトラブルがおきた場合、相談する相手は1番高くて「母親」32.0%、「友達」23.9%、「父親」17.8%となりました。
見知らぬ人と知り合いになったSNSは保護者が「Facebook」26.6%。未成年者は「Twitter」34.9%、「mixi」22.8%、「LINE」21.0%。中でも男子高校生の40.0%が「LINE」と回答しています。連絡頻度は「ほぼ毎日」と回答した保護者は16.9%、未成年者が21.9%でした。
女子高校生はネット上で知り合った人の情報を、以下のように詳細に知っているようです。「住んでいる地域」79.0%、「年齢・生い立ちや家族構成・家庭環境」70.4%、「職業」45.7%。
そして、ネットで知り合った人とコミュニケーションを更に深めていきたいと考えているのは女子高校生が1番高く、これから会いたい・既に会っている割合は53.1%です。
携帯電話・スマートフォンを持つようになってネット上のコミュニケーションが「増えた」と回答した保護者は全体で10.5%、一方、未成年者は全体で19.1%、中でも女子高校生が45.6%と高く、次に男子高校生が33.0%となりました。
ネット上のコミュニケーションは便利ですが、同時に危なさも持ち合わせています。低年齢の子どもたちはもちろんのこと、中高生に対してもきちんとした指導をおこなっていくことが大切でしょう。
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投稿者 kksblog : 2012年12月20日 17:20