●小学生約8割、中学生約7割が、算数・数学、理科で先生の授業を高評価 (2012年12月18日)
文部科学省は、IEA国際数学・理科教育動向調査の2011年調査(TIMSS2011)の結果を公表しました。この調査は、国際教育到達度評価学会(IEA)が、児童生徒の算数・数学、理科の到達度を国際的な尺度によって測定し、児童生徒の学習環境等との関係を明らかにするために実施しました。
小学校は50か国・地域(約26万人)、中学校は42か国・地域(約24万人)が参加。日本では、149校の小学校4年生約4400人、138校の中学校2年生約4400人が参加しました。
小学校では、各教科とも前回調査に比べ、平均得点が有意に上昇するとともに、習熟度の低い児童の割合が減少し、習熟度の高い児童の割合が増加。中学校では、各教科とも平均得点は前回調査と同程度ですが、習熟度の高い生徒の割合が増加しました。
「勉強が楽しい」と回答した小学生、中学生の割合は、前回調査と比べ増加しており、特に、小学生の理科は前回調査に続き、国際平均を上回っています。一方、中学生は数学、理科ともに前回調査に続き、国際平均よりも低い結果となりました。
「希望する仕事につくために数学、理科で良い成績を取る必要がある」と回答した中学生の割合は、前回調査と比べ増加していますが、国際平均よりも低くなっています。そして、小学生の約8割、中学生の約7割が、算数・数学、理科の授業において「私の先生はわかりやすい」と回答しました。
児童生徒から見た保護者の学習に対する関心は、小学生の約6割、中学生の約5割が、週に1回以上「私の親は、学校で習っていることについて私にたずねる」と回答していますが、国際平均よりも低くなっています。
楽しく勉強をしている子ども達が増えているようです。家庭内では、もっと積極的に子どもに話しかけてあげると良いかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2012年12月18日 19:08