●高校生の考える、日本と日本のリーダーに必要なもの「行動力・実行力」 (2012年12月17日)
大学受験予備校「東進ハイスクール」を運営する株式会社ナガセは、東進ハイスクールに通う高校1年から3年までの現役高校生を対象に「日本の将来とリーダー像に関する調査」を実施しました。これによると、日本の将来を色に例えると「グレー」、今の日本に必要なものは「行動力・実行力」と考えていることが分かりました。
日本の将来の色は、男女ともにグレーが最も多く、次いで白、青と寒色系の色が並んでいます。特に女子でグレーの回答が多く、将来に不透明感を感じているようです。将来に期待することは、技術、経済大国としての復活、また国民の幸福度が高い、社会保障の充実といったことがあげられ、一方で心配なことは、国の財政破たん、世界における存在感低下、少子化などでした。男女別には、男子は大国としての復活、世界における存在感といった「世界における日本」についての回答が多かったのに対し、女子は幸福度、少子化、雇用といった身近な事柄への回答が多くなっています。
今の日本に必要なもの、そして日本のリーダーに期待することは、いずれも「行動力・実行力」でした。「理想のリーダー」について、日本人や物故者に限らず1人だけあげてもらうと、1位に選ばれたのはアップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏でした。次いで元総理大臣の小泉純一郎氏、幕末の風雲児・坂本竜馬が挙がっています。性別や学年別で多少の順位の入れ替わりはあっても、トップ3にはこの3人が挙がっていました。説得力のあるプレゼンテーションや、人を魅了するカリスマ性が、理想のリーダー像につながっているようです。
そして、自分が将来リーダーになりたい、と考えている高校生は多く、実に87%が「なりたい」と答えています。なりたいリーダーの姿とは、「行動力・実行力」があり、「コミュニケーション力・人々を説得する力」と「カリスマ性・人々を魅了する力」を兼ね備えたリーダーになることを望んでいます。そのために「ん勉強をする」「新聞を読む・ニュースをみる」「友だちをたくさん作る」といったことに取り組んでいるようです。
みんなの先頭に立つということは、気力・体力・知力いずれも駆使しなければならず、時には責任を負うこともあります。そんな「リーダー」になりたい、と考える高校生がこんなに多くいる、将来の色はもっと明るい色になるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2012年12月17日 22:31